権威性

個人ブログに残された領域は「同人誌」なのかもしれない ちいラボエッセイ

個人ブログに残された領域は「同人誌」なのかもしれない

一時は台頭した個人ブログですが、いずれ出版業界での「同人誌」のような位置づけになっていくと思います。 インターネットの歴史を振り返ると、純粋な情報共有の場から始まり、商業化が進むとともに企業ドメインが優勢になってきました。 インターネットは一般の人が使うものへと成熟し、「なんでもあり」の自由な場所から、権威や規制によって「守られるべき情報空間」に変貌してきているのです。 純粋な情報共有の時代 インターネットの歴史を振り返ると、その役割と情報の量・質が大きく変化してきたことがわ...
「あのお店に行けば間違いない」というメンタル・アベイラビリティ(E-E-A-Tと選ばれるお店の共通点) ちいラボエッセイ

「あのお店に行けば間違いない」というメンタル・アベイラビリティ(E-E-A-Tと選ばれるお店の共通点)

ふだん教室運営とサイト運営の両方を考えているのですが、ふと「お店やサービスの認知もSEOも、結局のところ同じだな」と、思いました。 SEOで検索順位1位を獲得するというと、ついアルゴリズムに適応することを考えてしまいます。 しかし、お店づくりでもウェブサイトでも「なにかのときに一番に思い浮かぶ存在になれるか」というのは一緒なのかもしれません。 本来の「権威性(Authoritativeness)」っていうのは、これなのかもね。 1番最初に思い浮かぶ インターネットの世界では、...
「E-E-A-T」の理想と現実(情報の選別の難しさ) ニュースから考える

「E-E-A-T」の理想と現実(情報の選別の難しさ)

ざっくり言えば、「E-E-A-T」は「どこの馬の背かわからない人」よりも「一角の人物」から情報を得よう、という考え方です。 しかし、それが実現しているわけではないですし、実現したから便利になるとも限りません。 たとえば、自分で「聞き込み」をしたいような場合には、この選別はかえって煩わしいことがあるからです。 自分に不要な情報が検索結果に出てこないでほしいけど、それが何かは見てみないことには言えないんだよね。 結局、検索エンジンにしてほしい「仕事」って何なんだろう。 このプロフ...