- 「マイナポータル」からパスポートの作成・更新などの申請ができるようになりました。
- しかし、スマートフォンで手軽に手続きできる反面、思わぬところで「要訂正」になってしまいました。
それは、本人の顔写真です。 - パスポートの顔写真は、スマートフォンのカメラでも撮影できますが、かなり厳格な規格に合致させる必要があります。
顔や背景に影が写り込んだだけでも、撮影し直しになってしまいます。 - 事前に写真館や証明写真機などで、パスポート用写真のデータを用意しておいた方がよさそうです。
YouTube動画でも話しています。
1. マイナポータルでパスポート申請
まずは、スマートフォンの「マイナポータル」アプリでマイナンバーカードを読み取ります。
「マイナポータル」にログインできたら、「メニュー」から「パスポート申請」を選びます。
パスポート申請前には、受取り窓口、署名電子証明書の必要性、申請手順などの確認があたます。
2. 顔写真を撮影するエラー
スマホ操作としては、顔写真を送る手順がメインの部分です。
- 「その場でカメラを起動して撮影する」と
- 「端末に保存されている顔写真を選択してアップロードする」
の2種類の方法があります。
スマートフォンの前面カメラで「自撮り」できます。
ただし、けっこうエラーになりやすいです。
2-1. パスポートの写真規格は国際的に決まっている
どうして、こんなに写真でエラーになるの?
パスポートの写真は、海外での出入国で確認されます。
日本だけでなく、国際的な基準を満たす必要があるので、一般的な顔写真よりも厳格です。
旅券用写真の規格は、渡航等に関する国際機関である国際民間航空機関(ICAO)の勧告に基づいて定められています。旅券は海外において唯一の身分証明書であり、旅券用写真は本人確認を行う上で非常に重要です。
パスポート申請用写真の規格(令和5年8月10日更新)|外務省
- 背景には、柄や物が映り込んではいけないのですが、真っ白で輪郭がわかりにくくてもダメです。
- 影も気をつけるポイントで、顔や背景に影が入ってはダメです。
- ちなみに、画像加工・処理については、明るさやトリミング(画角の調整)ぐらいは大丈夫なようですね。
素人が自分のスマホで撮影するには、注意点がたくさんある気がします。
写真館や証明写真機などで撮影した方が手っ取り早いかもしれません。
3. 写真が認められなかったらマイナポータルから再提出
一度 写真を撮影する明るさなどを修正した顔写真を選んで送信すると、その場ではエラーは表示されませんでした。
ところが、後日 顔写真の差し替えが必要との電話連絡がありました。
修正の連絡はマイナポータルにも届きます。
提出された写真が審査で差し替えの必要があると判断された場合は、マイナポータル上に補正依頼の通知が届きます。
申請後、写真の再提出をお願いすることがあります。
よくあるお問い合わせ 国内からオンライン申請する|外務省
3-1. マイナポータルでの再申請の方法
マイナポータルでの再申請は、アプリにログインして「申請状況」を確認します。
写真の送り直しが必要な項目には、「要訂正」や「未完了」と記載されています。
3-2. やり直すにもオンラインでの取り下げが必要
もしかして、書類の方がラクだった?
今から、書類申請に変えられる?
途中で、書類による申請に変更するのは、ちょっと大変です。
いったんオンライン申請を取り下げて、窓口申請をやり直す必要があるのです。
オンラインでのパスポート申請を始めましたが、紙の申請書による窓口申請を希望します。申請方法を途中で切り替えることはできますか?
申請方法を途中で切り替えることはできません。オンライン申請を取り下げの上、新たに窓口申請を行う必要があります。オンライン申請時にパスポートの受け取り窓口として指定した窓口へ、まずはご連絡ください。
よくあるお問い合わせ 国内からオンライン申請する|外務省
あと少しの申請なので、オンラインでがんばりました。