「Androidユーザー補助設定ツール」は、トークバック機能を中心に、いくつかのユーザー補助機能をまとめたアプリです。
トークバック機能は、スマホ画面を見ずとも、音声とスワイプ操作でスマートフォンを操作できる機能です(試してみると独特の操作感がわかります)。
そのほか 障害などによって、スマートフォン操作が難しい場合に、代替の操作方法を提供します。
1. Androidユーザー補助ツールにはスマホ代替操作機能がまとめてある
Playストアの更新リストに、「Androidユーザー補助ツール」というアプリがありました。
「Androidユーザー補助設定ツール」という名前からは、「ユーザー補助設定をするためのアプリ」のように見えます。
しかし、英語では「Android Accessibility Suite」です。つまり、ユーザー補助(Accessibility)に関する機能を、まとめてパッケージにした(Suite)アプリということになります。
2. トークバックでスマホを操作する
「ユーザー補助」もいろんな分野がありますが、どんな機能をまとめているか、というと「スマートフォンの操作方法」です。
「Androidユーザー補助設定ツール」のPlayストアのアプリIDをみると、”com.google.android.marvin.talkback“となっています。
このことから、もともと「トークバック」機能を主として、発展してきたアプリということがわかります。
「トークバック」は、画面内のカーソルをスワイプとダブルタップで操作していく方法です。
選択した範囲を機械音声が読み上げてくれるので、「トークバック」といいます。
画面内をタップする操作方法と違うので初めは戸惑いますが、慣れると読み上げ音声を頼りに、「画面を見ずに」スマートフォンを操作できます。
細かな文字が見えにくい場合に役に立ちますね。
3. 外部スイッチや顔ジェスチャーでの操作
「ユーザー補助設定ツール」では、トークバック以外にもさまざまな操作方法を提供しています。
例えば、USBなどでスイッチをつないだり、カメラへの顔ジェスチャーで操作したりなど、指先以外の操作方法を選択することができます。
もちろん、通常のスマホ操作に比べると、時間がかかる面はありますが、ゆっくりでも「自分で操作する可能性」が開かれている点が重要です。
障害でスマートフォンが操作できない場合でも、いろんなユーザー補助の選択肢があると、うまくフィットするかもしれません。
どんどん機能が追加されているので、ぜひ試してみてください。
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