- 「停滞から抜け出してYouTubeチャンネルを成長させる秘訣(YouTubeチャンネル – 株式会社EAVAL)」で、YouTubeチャンネルを3万人から10万人の登録者数まで成長させた実例インタビューが紹介されていました。
- 最初は専門性を重視し、その後テーマを下半身の健康全般に広げることで視聴者層を拡大しました。
- サムネイルの工夫と冒頭10秒での問いかけにより、視聴者の興味を引き付けることに成功しました。
自分もとても勉強になったので、重要なポイントを整理して、感想をまとめておきます。
1. 動画の題材の変化(what)
まず、参考になったのは、「狭い分野から始めて徐々に範囲を広げる方法が効果的」ということ。
特に専門性を考えないと、YouTubeチャンネルの内容が最初から幅広くなってしまい、埋もれてしまいます。
そこで「専門性」が大事になるのですが、ずっと狭い分野ではある程度の段階で成長が止まってしまうようです。
「ネタ切れ」と視聴者層の限界です。
そこで、まずは専門性を確立して、その上で投稿内容を広げていく、という二段階に分ける視点が大事です。
「特色がないと魅力がない」ということと「専門性には限界がある」ということ、どちらも理解していたつもりでしたが、それをフェーズに分ける視点とが新鮮でした。
事例となったチャンネルは、「足底筋膜炎専門ちゃんねる」。
初期1年間ほど | 安定と停滞 | 10万人の大台 | |
---|---|---|---|
登録者数 | 4, 5人程度 | 3万人 | 11万人 |
視聴数 | 20回程度 | 〜1万回 | 平均1万回〜70万回 |
チャンネル名にもあるように、当初は「足底筋膜炎」という専門的な内容に焦点を当てていたそうです。
しかし、この分野だけでは視聴者層が限られると感じ、下半身の健康全般へと内容を広げていったそうです。
ただし、一つの分野を十分に掘り下げてから広げることが成功の鍵だったそうです。
逆に言うと、平均して数千再生になるまでは、やっぱり専門性が大事なんですね。
2. 視聴者を引き付け、引き止める工夫(how)
視聴者を引き付け、引き止める工夫も試みたそうです。
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視聴者は「簡単に」「早く」「大きな効果が出る」という、いわば「都合の良い」ニーズを持っているそうです。
そこで、動画の「サムネイル」では、治療前後の変化をはっきり示し、「1分で効果が出る」といった具体的な時間表示を入れるように心がけたそうです。
また、見に来た視聴者を留める工夫は、特に「冒頭10秒」。
視聴者に質問を投げかけるなど、興味を引く工夫をしたそうです。
サムネイルでの視聴者の期待に、すぐに冒頭で応えるようにしているそうです。
1年近く視聴者がほとんどいない時期が続いたものの諦めず、撮影の技術、編集の質、話し方などを少しずつ改善していったそうです。
すごいですね。