- Windows PCでQuick Shareを使用するには、専用アプリのインストールが必要です。
- ファイルの受信には、アプリを起動して受信を許可する設定が必要となります。
- 現状では、ファイル共有時にアプリのウィンドウを常に表示しておく必要があり、使い勝手に課題が残っています。
YouTube動画でも話しています。
1. クイック共有アプリをダウンロードする
「Quick Share」は、AirDropに似た 近距離の無線ファイル転送機能です。
AndroidやChromebookだけでなく、Windows PCでも利用できるようになりました。
Windows PCで Quick Shareを使うには、PC用アプリが必要です。
Google公式サイトから Windows用「Quick Share」アプリをインストールします。
1-1. クイック共有の受信設定をする
- アプリを開いて自分のGoogleアカウントでログインします。
(ログインせずとも使えます)
ログインせずに使用する場合、受信許可が「誰にも公開しない」になっています。
近くのスマートフォンから受信したいときは、「全員」に変更する必要があります。
Googleアカウントと連携すれば、「自分のデバイス」や「連絡先に限定」できます。
その方が安全で便利に使えます。
2. スマートフォンからファイルを受け取る
ファイルを受信するには、アプリを起動して「受信を許可」しておく必要があります。
近くにAndroidスマートフォンがあれば、ファイル転送のタイミングで Bluetooth接続されます。
「自分のデバイス」以外からのファイル受信の場合には、「承認」が必要になっています。
受信したファイルは、初期設定だと「ダウンロード」フォルダに保存されます。
好きな場所に変更することも可能です。
2-1. Googleアカウントの連絡先
Googleアカウントと関連付けると、「連絡先のみに共有を許可」できます。
Googleアカウントを選択して「ログイン」し、クイック共有からGoogleアカウントの連絡先情報へのアクセスを許可しました。
クイック共有アプリの右上の「歯車(設定)」ボタンから共有を許可するユーザーを確認すると、Googleアカウントで登録している連絡先はちゃんと表示されます。
設定した直後は、相手のスマートフォン側からファイルを送信しようとしても、パソコンが送信先デバイスに表示されませんでした。
いつまでも「付近のデバイスを探しています」と表示されたままでした。
仕方がないのでスマートフォンからパソコンにファイルを送るときには、一時的に「すべてのユーザーからの受信を許可」にしました。
その後、使っていたら いつの間にか、ちゃんと送信先に認識されるようになりました。
一応、ログインは有効で、「自分のデバイス」の送受信はうまくいきました。
2-2. 「クイック共有」アプリのウィンドウは出しておく必要がある
セキュリティ・プライバシーを考えると、受信するときだけ一時的に「全ユーザー対象」を許可するのが望ましいです。
しかし、今のところは「全ユーザー対象を常に使用する」でも問題なさそうです。
というのも、「クイック共有」には「致命的な欠点」があるからです。
それは、いちいちWindows PC側で「クイック共有」アプリを立ち上げておく必要があることです。
Windows PC側で「クイック共有」アプリのウィンドウを表示していない場合には、送信側には表示されず、ファイルの受信もできないのです。
「クイック共有」は、タスクトレイにも常駐しています。
しかし、ファイル共有の通知が表示されることもありません。
ファイルを受信しようと思ったら、パソコン側でクイック共有を起動して受け入れる準備をする必要があるのです。
全然、クイックじゃないね💦
AirDropと比べて、まだシステムとの連携が不十分なんだね。
おそらくWindows PCの基本システムではなく、Googleの提供するアプリを使っているからです。
3. スマートフォンにファイルを送る
パソコンからスマートフォンにファイルを送ることもできます。
なぜか、同じスマートフォンが2つ表示されることがありました。
どうも、端末の認識が怪しいようです(Bluetooth?Wi-Fi?MACアドレス?)。