LINEで届いたZoomのリンクをタップしたら、見慣れない画面が出てきて戸惑った、という経験はないでしょうか。
- LINEのアプリ内で開くブラウザは、Zoomの通話にそのまま対応していません
- 画面右下の「…」から標準ブラウザで開き直すと、Zoomアプリがインストールされていれば自動的に切り替わります
- 「サポートされていません」という画面には、紛らわしい青い丸ボタンが紛れ込んでいます
- 参加者として使うだけなら、Zoomは無料アカウントで十分です
1. LINEの中ではZoomは開けない

LINEでURLをタップすると、多くの場合、LINEアプリの中に組み込まれたブラウザで開きます1。これはインアプリブラウザと呼ばれる仕組みで、リンク先をアプリから出さずに見せるための機能です。
便利ではあるのですが、Zoomのようにカメラやマイクへのアクセスを必要とするサービスとは相性が悪い。インアプリブラウザは通常のブラウザに比べて機能が制限されていて、Zoomの通話画面を正しく開けないことがあります。実際、LINEのZoomリンクを押すと「ご利用のブラウザではサポートされていません」という表示が出ることがあります。
1.1. 「ブラウザで開く」を押すとZoomアプリに切り替わる
対処は単純です。画面右下にある「…」、いわゆる点々のアイコンをタップします。すると小さなメニューが開き、その中に「ブラウザで開く」という項目が出てきます。
ここでSafariのような標準ブラウザに切り替わり、Zoomのページが改めて読み込まれます。iPhoneにZoomアプリが入っていれば、ブラウザは自動的にZoomアプリを呼び出し、通話の準備画面に切り替わります。同じリンクでも、開くブラウザが違うだけで結果がまったく変わってしまうわけです。
参加すると、すぐに通話が始まるとは限りません。先に待機室という場所に入ることがあります。待機室は、主催者が参加を許可するまで参加者を待たせておく仕組みで、許可された時点で通話画面に切り替わります2。参加者側でできることは特になく、許可を待つだけです。
もうひとつ覚えておきたいのは、Zoomの有料プランが必要なのは主催者だけだということです3。参加者は無料アカウントのままで問題ありません。有料プランは、長時間のミーティングを主催したり、AIによる議事録の要約機能を使ったりする側に関係するもので、招待されて参加するだけの人には無縁の話です。
ちなみに、ミーティング内で「Zoomユーザー」とだけ表示されてしまう場合は、アプリ上部のアイコンから自分のプロファイルを開き、表示名を変更しておくと、誰が参加しているか主催者に伝わりやすくなります。
2. 押してはいけない青い丸

余談ですが、この「サポートされていません」画面には、もうひとつ落とし穴があります。画面の右下に、青い丸のボタンが表示されていることがあるのです。
「ブラウザで開く」の案内文の近くにあるせいか、これをZoomへの入口だと思って押してしまう人がいます。実際に押すとどうなるかというと、Zoomの通話画面ではなく、バーチャルエージェントというAIによるカスタマーサポートの画面が開きます4。サインインや会議への参加を促す選択肢は並んでいるものの、これはあくまでZoomのサポート窓口であって、ミーティングへの参加経路ではありません。
似たような丸いアイコンが並んでいると、押しやすそうな方を選んでしまうのは自然なことだと思います。ただ、この画面に限っては、進むべき道は青い丸ではなく、右下の「…」から「ブラウザで開く」という一本道だけです。
スマホの操作は、思っていた通りに進まないことがよくあります。ただ、一つひとつの画面が何のために存在するのかを知っておけば、次に似た場面に出会ったときの戸惑いは、きっと小さくなるはずです。
(補足)
- LINE for Businessの公式回答では、メッセージ内のリンクは原則としてLINEアプリ内ブラウザで開かれ、特定の設定やパラメータがある場合のみ外部ブラウザで開かれるとされています。 – 配信するメッセージ内のリンクは、LINEアプリ内ブラウザと外部ブラウザのどちらで開かれますか?
- 待機室は、招待リンクを知っていれば誰でも参加できてしまうZoomの仕様に対して、主催者が入室前に参加者を確認し、無関係な第三者の乱入を防ぐためのセキュリティ機能として位置づけられています。 – Zoomの待機室とは?設定方法・参加者の確認・通知音の使い方を解説
- Zoomの無料プランは主催するミーティングが1回あたり40分までに制限されていますが、主催者が有料プランであれば、参加者が無料アカウントのままでも時間制限なくミーティングに参加できます。 – Zoom無料版の40分制限とは?回避方法と無料版・有料版の違い
- Zoom Virtual Agentは、複数のサポートチャネルで年中無休稼働する会話型AIのチャットボットで、顧客からの問い合わせに自動で応答することを目的とした製品です。 – Zoom Virtual Agentの利用開始方法


