LINEアプリに新しく追加された「着信音・呼出音」。この機能の仕組みと実際の使用感について、多くの人が混乱している点も含めて詳しく解説します。
1. 着信音と呼出音の違い
LINEアプリの音声通話の下に着信音・呼出音という項目が増えました。
どういう意味があるでしょうか?

従来のLINE通話では、着信音も呼出音も一律のデフォルト音が使われていました。「着信音・呼出音」設定では、これらの音を自分好みにカスタマイズできます。
- 「着信音」は、友だちからLINE通話がかかってきたとき、自分のスマホで鳴る音のことです。
つまり、誰かからLINE通話がかかってきたときに自分が聞く通知音です。 - 「呼出音」は、友だちが自分にLINE通話をかけてきたとき、その友だち側(発信者)が聞く音です。
言い換えれば、「あなたに電話をかけている間、相手のスマホで鳴る音」のことです。
具体的には自分がLINE通話を受ける時の音を、LINEが用意したサウンドコレクションやLINE MUSICの楽曲から自由に選んで設定できるようになりました。
設定はLINEアプリの「設定」→「着信音・呼出音」から簡単に行えます。

ただし、好きな楽曲を使いたい場合は、LINE MUSICのアプリや有料プランが必要な場合があります。無料で使える音は限られているため、こだわりたい方は有料サービスの利用も検討する価値があるでしょう。
2. 意外と複雑?設定の仕組みを理解する
興味深いのは、誰かが自分にLINE通話をかけてきた時、その人のスマホで鳴る呼出音も、自分で選んだ音楽やサウンドに変更できる点です。これは相手に与える印象をコントロールする小さな手段にもなります。
この機能の仕組みは少し複雑に感じられるかもしれません。あるシナリオで考えてみましょう。
AさんがBさんにLINE通話をかける場合:
- Aさん(発信者)のスマホで鳴るのが「呼出音」で、これはBさんが設定した音です
- Bさん(着信者)のスマホで鳴るのが「着信音」で、これもBさんが設定した音です
つまり、自分自身が「着信音」と「呼出音」を設定することで、「自分にかけてきた人が聞く呼出音」と「自分が受ける時の着信音」の両方が変わる仕組みです。
ただし、この機能では自分が発信した時の音は設定できません。つまり、自分が誰かに電話をかけた時、自分のスマホで鳴る呼出音や、相手のスマホで鳴る着信音は自分側では設定できないのです。
3. まとめ
LINEアプリの「着信音・呼出音」設定は、LINE通話の「受ける側」の着信音と、「かけてきた人が聞く」呼出音を自分好みに設定できる機能です。これにより、通話の個性化や気分に合わせた音のカスタマイズが可能になりました。