- MacBookをスリープ状態にすると異様に発熱してファンが異常回転する問題が発生しました。
- アクティビティモニターでは、「coreduetd」プロセスのCPU使用率が一時的に高くなっていることが確認されました。
- どうもストレージ容量不足が原因だったようで空き容量を増やすと、スリ問題が解決しました。
1. 【問題】スリープ状態でファンがフル回転
最近、私のMacBookでスリープ状態に関する問題が発生しました。
パソコンを閉じてスリープ状態にすると、ファンが最大速度で回転し、本体が熱くなってしまうのです。
(環境、MacBook Air(2018) Intel Core i5, macOS Sonoma 14.7.1)
この現象は以前(2024年5月ごろ1)にも経験したことがありましたが、しばらくの間は起きていませんでした。
急いでスリープから復帰させ、「アクティビティモニター」をパソコンの動作状況を確認すると、「coreduetd」のCPU使用率が異様に高くなっていました。
これは、システムの基本的な処理を行う常駐プログラムの一つです。
ただ、この状態は一時的なもので、スリープを解除するとすぐに正常な状態に戻りました。
2. 【原因】ストレージの空き容量が少ない?
問題の原因を探っていたところ、パソコンのストレージの空き容量が極端に少なくなっていることに気がつきました。
残り容量が10GBほどになっていたのです。
とはいえ、まだ少し余裕があります。
この状態では深刻な問題とまではいかないはずです。
しかし、「写真」アプリを開くと「iCloudとの写真の同期ができない」という警告が表示されていました。
3. 【解決】iCloud写真の同期を完了させた
「coreduetd」は、iPhoneとMacなど、同じ Apple製品同士を連携させるためのプロセスです。
うまく連携できないことで、処理が暴走していたのかもしれません。
そこで、不要なファイルを整理して削除し、ストレージの空き容量を増やしました。
すると、正常にiCloud写真の同期が完了しました。
スリープ時の問題も解消され、安心してパソコンを持ち運べるようになりました。
coreduetdなどのプロセスが暴走して異様に発熱するときは、ストレージの容量を空けてみると解決するかもしれません。
3-1. ストレージ問題とCPU使用率
どうして、ストレージが減るとCPU使用率が上がるの?
- macOSは空き容量が少なくなると、ファイルシステムの最適化やストレージの解放を試みるプロセスが動作します。
- 特にスリープ/スリープ解除時には、スワップファイルの処理が必要になり、空き容量が少ない状況では、これらの処理に余計なCPUリソースが必要になる可能性があります。
同様に、iCloud同期処理でも、にストレージ容量が逼迫している状況では、追加の処理が必要になります。
- 既存のキャッシュファイルの削除判断と実行
- 同期するファイルの最適化(写真の場合は圧縮や解像度の調整など)
- ストレージ空き容量の継続的なモニタリング
これらの処理がCPU負荷を上げ、発熱量が増えてしまうのです。
家に来客が多いと てんやわんやしてしまう、みたいなもんなのかな。