「Popタイピング」でがんばっても「100粒」ぐらいしかできないんだよね。
友だちみたいにハイスコアを取りたいな!
「Popタイピング」や「寿司打」など、楽しいタイピングゲームがたくさんあります。
しかし、初めてキーボードにさわった人だと、やみくもに遊んでもなかなかハイスコアは更新できません。
それで「タイピングはニガテ」だと思っちゃうのはもったいない。
だって、練習次第で誰でもできるようになるからです。
パソコンのキーボードをじょうずに打つには「コツ」があります。
キーボードを見なくても打てるようになる方法を「タッチタイピング」と言います。
今までキーボードを一本の指で打っていた人も、5本の指を使ってスムーズに打てるようになります。
目標は、1分間に100文字くらい打てるようになることです。
1. キーボードの基本の形を覚えよう
キーボードをじょうずに打つには、まず「基本の形」を覚えることが大切です。
この基本の形を「ホームポジション」と呼びます。
両手の指を、キーボードの上に置いてみましょう。
- 左手の小指を「A」のキーに置きます
- そのとなりに、「S」「D」とつぎつぎ指を置いていきます
- 左手の人さし指は「F」のキーに来ます
- 右手の人さし指は「J」というキーに置きます
- 右手の小指は「;(セミコロン)」というキーに来ます
はじめは8つのキーだけを練習します。
これは、両手の指が自然に置かれる場所のキーだけです。
30秒で60回くらい打てるようになれば、つぎの練習に進んでもOKです。
「F」と「J」のキーには、小さな突起(でっぱり)があります。
これは、目を見なくても指の位置が分かるようにするための目印です。
最近は、声で文字を入れることもできるようになりました。
でも、キーボードで文字を打つことは、まだまだとても大切なんです。
それはなぜでしょう?
1つめの理由は、声を出せない場所がたくさんあるからです。
図書館や電車の中など、声を出すと周りの人の迷惑になってしまいます。
2つめの理由は、話すのと書くのでは、ちがう力が必要だからです。
頭の中で考えていることを声に出して話すのは、文字で書くよりも難しいことが多いのです。
キーボードで打つと、ゆっくり考えながら文章を作ることができます。
1-1. 手の形を覚えよう
手の形は、「ねこの手」や「たまごをそっと持つ」ような形にします。
指をまっすぐ伸ばしすぎないように気をつけましょう。
キーを打つときは:
- 指に力を入れすぎない
- 指の腹でキーを押す
- ピアノを弾くような感じで、少し指を上げても大丈夫
とくに大切なのは、力を抜くことです。
力を入れすぎると、すぐに疲れてしまいます。
2. ひらがなを打ってみよう
基本の位置が分かったら、つぎは「あいうえお」を打つ練習をしましょう。
ローマ字(アルファベット)は、後ろに「AIUEO」を組み合わせて打ちます。
たとえば:
- 「か」は「KA」と打ちます
- 「き」は「KI」と打ちます
- 「さ」は「SA」と打ちます
- 「し」は「SI」と打ちます
「AIUEO」は、見つけやすいところにあります。
- 「あ」は左手の小指のところにあります。
- 「い」「う」「お」は右手の指を少し上に伸ばします。
- 「え」は左手の指を少し上に伸ばします。
2-1. 指を伸ばして打とう
つぎは、少し遠くにあるキーも練習します。
人さし指を内側に伸ばして打つキーと、小指で打つキーがあります。
キーボードは少し斜めに並んでいます。
左手は右手よりも、少し手首を曲げる形になります。
でも、あまり強く曲げすぎないように気をつけましょう。
2-2. 下のほうのキーを練習しよう
手の下にあるキーは、少し見えにくいです。
まずは「N」「M」「B」「Z」という字を覚えましょう。
指を軽く握るような形にすると、打ちやすくなります。
「ー」(伸ばし棒)は、上の方にあります。
小指か、薬指で打ちます。
自分が打ちやすい方の指を使ってください。
はい、最後の部分を書き直していきます。
3. じょうずになるコツ
タイピングが上手になるには、いろいろな練習方法を試してみるのがいいです。
たとえば:
- ゆっくり丁寧に打つ練習
- 同じ速さで打ち続ける練習
- 好きな言葉を何度も打つ練習
むりに早く打とうとしないでください。
はじめはゆっくりでいいのです。
力を抜いて、楽な気持ちで練習しましょう。
私も昔、新しい打ち方を覚えようとしたとき、とてもむずかしかったです。
それまで早く打てていたのに、急にゆっくりしか打てなくなって、歯痒い気持ちになりました。
でも大丈夫!
人間の脳はすごいもので、練習を続けていると、だんだん指が思い通りに動くようになっていきます。
それも、そんなに時間はかかりません。
3-1. さいごに
自転車の練習を思い出してください。
はじめはこぐのも怖かったけど、練習しているうちに乗れるようになりましたよね。
タイピングも同じです。
はじめは苦手でも、少しずつ練習すれば、きっとじょうずになれます。
あせらずに、マイペースで練習を続けてくださいね。
がんばってください!