1. Apple Accountってなんのためにあるの?
「Apple Account」は、iPhoneやiPadを便利に使うための大切な鍵のようなものです。
iPhoneの便利さは、iPhone単体の機能ではありません。
インターネット経由で提供される Appleのさまざまなサービスを活用することで、便利に利用できるのです。
たとえば、アプリを追加したり(App Store)、写真を保存したり(iCloud写真)、家族や友達とビデオ通話をしたり(FaceTime)するなどは、Appleが提供する「サービス」です。
Appleのさまざまなサービスを利用するには、Apple の会員の「証」が必要になります。
それが、Apple Accout です。
これまで「Apple ID」と呼ばれていたアカウントの名前が、「Apple Account」に変更になりました。
1-1. パスワードの設定と管理
Apple Accountを使うためには、パスワードが必要です。
iPhoneのロック解除パスコードと、Apple Accountのパスワードは別ものです。
パスワードを設定するときは、自分だけが知っている言葉や数字の組み合わせを考えましょう。
2. 安全な保存場所「iCloud」
「iCloud(アイクラウド)」は、Apple Accountのもっとも重要な機能かもしれません。
これは、iPhoneの中の大切な写真や連絡先を、インターネット上の安全な場所に保存してくれるサービスです。
たとえば、iPhone で撮った写真を自動的にiCloudに保存しておけば、スマートフォンが壊れても写真が消えることはありません。
また、新しいiPhoneに機種変更したときも、保存していた写真や連絡先を簡単に移すことができます。
Apple Accountを安全に使うために
大切なアカウントを守るために、二つのことに気をつけましょう。
一つ目は、パスワードを他の人に教えないことです。
基本的には、家族であっても「使いまわし」はしません。
二つ目は、「2段階認証」という機能を使うことです。
これは、パスワードの他に携帯電話に送られてくる番号も入力する仕組みです。
少し面倒に感じるかもしれませんが、他人に勝手に使われるのを防ぐことができます。