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YouTubeから米国税務フォームの更新を促すメールが届いた

YouTubeから米国税務フォームの更新を促すメールが届いた
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  • YouTubeから米国税務フォームの更新を促すメールが届きました。
  • これは、日本で活動し税金を支払っていることを証明するための手続きです。
  • AdSenseの管理ページから税務情報を更新しないと、過剰な源泉徴収をされたり、支払いを保留されてしまうおそれがあります。
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免責事項

なるべく正確な情報になるよう努力していますが、個々のPC/スマホにより状況は異なり、結果の保証はできません。
操作の際には、十分に注意の上、ご自身の判断と責任で行っていただくようお願いいたします。

この記事では、わかりやすさを重視して説明しています(やや厳密さには欠ける表現もあります)。イメージが掴めたら、より専門的な解説へと進んでください。

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1. 「米国税務フォームはまもなく有効期限切れになります」?

YouTubeから米国税務フォームの更新を促すメールが届きました(2024年9月17日)

  • 件名:
    [重要] お客様の米国税務フォームはまもなく有効期限切れになります
  • 差出人:YouTube Creators1
「米国税務フォームはまもなく有効期限切れになります」?

ひときわ期限が目立つメールで、びっくりしました。
リンク先にもログインページがあり、それだけ見るとまるで「詐欺メール」のようにも見えます。しかし、これは本物のメール。

お客様の米国税務フォームの有効期限は、2024 年末までです
米国税務フォームを早めに更新してください
クリエイターの米国税務フォームが期限切れになると、全世界における総収益の 24% の標準税率が適用される可能性があります。

[税務書類を提出する]

クリエイターは、数年に一度、YouTube 向け AdSense で米国税務フォームを再提出する必要があります。これにより、記載されている情報に間違いがなく、収益に対する源泉徴収税が正確であることが確認されます。お客様の米国税務フォームは今年末に有効期限が切れますので、どうぞお早めにご準備ください。米国外を拠点としている場合も含め、すべてのクリエイターが対象となります。
手続き
YouTube 向け AdSense にログインして、税務情報を再提出してください。手続きには 15〜20 分程度かかります。新しい税務フォームの提出手続きを開始すると、以前の税務フォームは無効になります。
YouTube 向け AdSense アカウントにログインします
[お支払い] > [お支払い情報] をクリックします
[設定を管理] をクリックします
[お支払いプロファイル] までスクロールし、[米国の税務情報] の横にある編集アイコン(✎)をクリックします
[税務情報を管理] をクリックします
[新しいフォームを送信] をクリックします
このページでは、お客様の税務状況に適したフォームを選択するためのガイドをご用意しています
期限
期限は 12 月 10 日ですが、できるだけ早くご対応いただくようお願いいたします。税務状況に変更がない場合は、現在登録されている有効な税務フォームを参照して、税務情報を再提出できます。
年末までに手続きを行わない場合はどうなりますか?
年末に米国税務フォームが期限切れになると、Google はお客様の全世界における YouTube 収益の最大 24% を源泉徴収するか、税務フォームが承認されるまで支払いを保留する場合があります。
これらの変更について詳しくは、YouTube ヘルプセンターをご参照ください。
よろしくお願いいたします。
YouTube チーム

「米国税務フォームはまもなく有効期限切れになります」?

ただし、手続きは、AdSenseの管理ページからも開始できるので、用心のためメール内のボタンを押さない方がよいかもしれません。

こういうメールが出回るタイミングでは、詐欺メールも増える傾向があるからです。

1-1. 「日本と米国の租税条約の恩典」とは?

「日本と米国の租税条約の恩典」とは?

どうして、こんな手続きが必要なの?

YouTubeで収益化している場合、定期的に「米国税務フォーム」を送ることを求められます。

これは、ざっくり言えば、源泉徴収を免除してもらうためです2

税務フォームでは、氏名、住所に加えて、マイナンバー(ITIN:個人用納税者番号)、身分証の画像などを送る必要があります。
この送り先は、最終的には米国内国歳入庁(IRS)です。

米国では収益の一部が源泉徴収されるのですが、「日本は米国とお互いに源泉徴収しないでよい取り決めを結んでいる」からです(租税条約の恩典)
しかし、手続きをせずに放って置くと、Googleからの入金額のうち収益の24%が減らされてしまいます。

「日本と米国の租税条約の恩典」とは?

つまり、(米国ではなく)日本で活動し、日本で税金を支払っていることを証明をするために、日本での納税者番号が必要になるわけです。

米国の源泉徴収

GoogleやYouTubeは、米国内国歳入庁の要件に基づいています。
正確な税務情報を提供すれば、適切な税率が適用され、過剰な源泉徴収を避けることができます。

もし、正確な税務情報がないと、Googleは最大の税率(全世界の収益の24%)で源泉徴収を行うか、新しい税務フォームが承認されるまで支払いを保留することになります。

2. 「米国の税務情報」を登録した

手続きは、AdSenseの「お支払い」、「お支払い情報」から行います。

「米国の税務情報」を登録した

「設定を管理する」を選択し、下にスクロールすると「米国の税務情報」の項目があります。
編集アイコンをクリックすると、「税務情報を管理」を選択できます。

「米国の税務情報」を登録した
「米国の税務情報」を登録した

私は、W-8BENのフォームの登録しました。

「米国の税務情報」を登録した

税務状況に変更がない場合は、現在登録されている有効な税務フォームを参考にして再提出します。

新しい税務フォームの提出を始めると、以前のフォームが無効になる点には注意が必要です。

2-1. 納税者番号と氏名証明書類(画像)の提出がある

お金に関わる手続きでは、必要な個人情報が多くなります。
今回は、納税者番号氏名証明書類の提出が必要でした。

納税者番号と氏名証明書類(画像)の提出がある
納税者番号と氏名証明書類(画像)の提出がある

私は、マイナンバーとマイナンバーカード(表)の画像で申請しました。

こういう手続きって、やっぱり緊張します。

納税者番号と氏名証明書類(画像)の提出がある

詳しい情報や不明点がある場合は、YouTubeヘルプセンターを確認するか、税務の専門家に相談することをおすすめします。

3. 審査され翌日には承認された

まず、すぐにGoogleから「税務情報が審査中になった」というメールが届きました。

審査され翌日には承認された

税務情報が変更されました

〜の税務情報は 〜日 に変更され、審査が現在行われています。

そして、翌朝にはGoogleから「承認のお知らせ」が届いていました。

審査され翌日には承認された

税務情報が承認されました

アカウントに他の保留事項がなく、残高が所定の最低お支払い基準額を上回っている場合は、お支払いが期日どおりに行われ、適切な税金の源泉徴収(該当する場合は最大 30%)が行われます。

審査され翌日には承認された

9/17の午前10時ごろに手続きをして、9/19時午前2時ごろに承認のメールが届いていました。

あっという間ですね。

このメールの「適切な税金の源泉徴収(該当する場合は最大 30%)」という表現が気になります。
しかし、これは定型文で「租税条約の恩典が受けられなかった」という意味ではないようです。

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(補足)

  1. (no-reply@youtube.com)
  2. 「税務フォームの提出と、租税条約の恩典の申請(対象者のみ)を毎年 12 月 10 日までに完了してください。」 – Google への米国の税務情報の提出 – YouTube ヘルプ
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