LINE Cameraアプリを開いたら、利用規約の同意画面が出てきました。
平素より本サービスをご利用いただき、誠にありがとうございます。 LINE Cameraです。
LINE CameraサービスがLINEヤフー株式会社からSNOW株式会社へ事業譲渡されましたので、ご案内いたします。
これまで通りにサービスをご利用いただく場合、
下記の新しい利用規約、個人情報処理方針と個人情報の移転に関してご確認の上、同意してください。
LINE Cameraの運営会社が LINEヤフーからSNOWに変更になったそうです。
とはいえ、この事業譲渡そのものは、2017年にありました。
どうして、2024年のこのタイミングで通知が出たのでしょう?
1. LINE Camera と SNOW
SNOW株式会社は、世界中で4億人以上が使うカメラアプリ「SNOW」を運営しています。
SNOWには、人工知能(AI)を使った機能やARカメラなど、最新の技術を使った機能があります。
SNOW と LINE Cameraは、標準アプリを除いたカメラアプリの中で、もっとも人気のある2つのアプリと言えます。
「LINE Camera」は、LINE Cardアプリに次ぐLINE公式アプリの第2弾として、2012年に公開されました1。
2017年に大きな組織再編がありました。
「LINE Camera」を含むカメラアプリケーション事業(「Foodie」「LOOKS」「B612」など)は、LINE株式会社の子会社であるLINE Plus Corporationから、Snow Corporationへ吸収分割により譲渡されたのです2。
このとき、再編の対価として、LINE は SNOW の株式の48.6%を保有することになりました。
つまり、LINE Camera が SNOW Corporationのサービスになる一方、SNOWも LINE の影響下に入ったのです。
LINEとSNOWの事業提携の目的は、「LINE Camera」と「SNOW」アプリの運営・開発を一つの会社に集めることでした。
確かに、その後 LINEのビデオ通話などにもSNOWのような「エフェクト機能」が増えたよね3。
最近は、なくなっているけど。
しかし、このときにはアプリの運営自体はLINEのままでした。
例えば、2019年にあった LINE Cameraのアプリ内購入の価格改定は LINEブログで告知されています4
また、2020年時点のLINE Cameraアプリのアプリ情報を見てみると、開発元は「LINE Corporation」になっていました。
今回、「LINEヤフー株式会社からSNOW株式会社」に正式に事業譲渡されたようなのですが、LINEヤフーやSNOWから新たな発表を見つけることができませんでした。
検索しても、2017年の事業提携の発表2しかないのです。
(補足)
- 本日、LINEの公式カメラアプリ「LINE camera」(無料)を公開しました!「LINE camera」は、「LINE Card」に続く、LINEと連携した公式アプリの第2弾。- 【LINE連携アプリ第2弾】公式カメラアプリ「LINE camera」公開! : LINE公式ブログ( 2012年04月13日)
- LINE0223-1-2.pdf(カメラアプリケーション事業の組織再編に関するお知らせ)2017年2月23日
- エフェクト機能の使い方|LINEみんなの使い方ガイド
- LINEおよびLINE関連アプリの有料アイテム価格変更についてのお知らせ【2019年10月版】 : LINE公式ブログ