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Google Workspaceで独自ドメインのメールを作るには?(DNS)

Google Workspaceで独自ドメインのメールを作るには?(DNS)
  • Google Workspaceは、Googleのビジネス向けサービスです。
  • このサービスを利用すると、独自ドメインのメールアドレスでもGmailの便利な機能が使えます。
  • ただし、ドメインのDNSレコードの設定、ユーザーアカウントの作成などの手順が必要です。
Google Workspaceで独自ドメインのメールを作るには?(DNS)

Google Workspaceの管理者になって、Google Workspaceアカウントを作成する、とも言えます。

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1. 独自ドメインでGmailを使う

独自ドメインカスタムドメイン)」とは、独自のウェブサイトのアドレスのことです。
例えば、自分や会社の名前を使った「mycompany.com」というようなものです。

Googleは、外部のドメインにも Gmailの機能を提供しています。

それ利用すると、例えば「tanaka@mycompany.com」というアドレスを Gmail として使えます。
そのために必要なのが Google Workspace の登録です。

独自ドメインでGmailを使う
独自ドメインでGmailを使う

メールサービスを持たないウェブサイト制作サービスなど(例えば、ペライチ)で組み合せて利用されることもあります。

Google Workspace

Google Workspace」は、Googleのオンラインツールを仕事や学校などの組織内で使うための特別なプランです(以前は「G Suite」と呼ばれていましたが、2020年10月に名前が変わりました)

Gmail、カレンダー、文書、表計算、プレゼンテーション資料、ファイル保存、ビデオ会議やチャットなど、組織内で協力して作業をするのに役立ちます。

独自ドメインでGmailを使う

メールやファイル共有などの社内システムを「Google製」にする感じだね。

1-1. 「自分専用のGmail」を作る意味とは?

仕事の上で独自ドメインのメールアドレスを使うのは、取引相手に対して「より専門的で信頼できる」という印象を与える意味があります。

「自分専用のGmail」を作る意味とは?

通常の「〜@gmail.com」というメールアドレスは誰でも取得できるため、「信頼性が低い」「本気のビジネスではない」と見なされることもあるからです。

しかし、Gmail には、検索や二段階認証など、一般のメールサービスより優れた機能があります。
自分でレンタルサーバーを借りてメール設定をするより安全で、しかも一般的に費用も安く済みます。

そこで、外部には自社のメールアドレスを伝え、内部システムとしては Gmail のサーバを利用する、という仕組みにするわけです。

「自分専用のGmail」を作る意味とは?

この方法を使えば、小さな会社や個人でも、大きな会社と同じような高機能なメールシステムを使えるようになります。

2. Google Workspaceとカスタムドメインの連携方法

すでに、ドメイン登録業者(レジストラ)と契約して、独自ドメインを取得している場合、Google Workspaceと連携していく設定が必要です。

手順の流れ
  1. Google Workspaceのサービスを利用開始し「管理者」になる
  2. ドメインの所有権を証明し、メールがGoogleに届くように設定する(DNS設定)
  3. Google Workspace内でアカウントを作成する

2-1. 組織としてGoogleを利用する契約

まず、Googleアカウントでログインし、Google Workspaceの公式サイトで「利用を開始」します。

組織としてGoogleを利用する契約

Google Workspaceの「管理者」になります。

Google Workspaceには有料プランの契約があります。
もっとも安い「Business Starter」プランは 680円/月 (2024-09-13時点)でした1

2-2. Google Workspaceとカスタムドメインの連携(DNSレコード)

次に、Google Workspaceの管理画面から自分のドメインが本当に自分のものであることを証明します。
Google Workspaceの「確認コード」を、独自ドメインのDNSのTXTレコードとして保存すれば証明できたことになります2

それから、ドメインの管理ページでGoogleのメールサーバーを利用するように設定を変更します。
独自ドメインのDNSのMXレコードに「smtp.google.com」と入力して保存します3

Google Workspaceとカスタムドメインの連携(DNSレコード)

つまり、「mycompany.com」が Googleサービスを利用できる場所(Workspace)になるわけです。

3. 独自ドメインのユーザーアカウントを作る

その後、Google Workspaceの管理画面で、メールを使う人のユーザーアカウントを作ります。

独自ドメインのユーザーアカウントを作る

カスタムドメインのメールアドレスとパスワードを決めます。

作成したユーザーアカウントは Gmail にログインできます。
これが、「Google Workspaceのアカウント」です。

Google Workspaceのアカウント

Google Workspaceのアカウントは、個人で作ることはできません。
会社や学校がGoogle Workspaceに登録し、管理者がアカウントを作成して従業員や学生に配布します。

独自ドメインのユーザーアカウントを作る

「Gmail」として、自社のドメイン名を使ったメールアドレスを作れるんだね。

個人のGoogleアカウントは、Googleと直接 契約しているけど、Google Workspaceのアカウントは会社などを通している、と。

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(補足)

  1. 柔軟な価格プラン オプションの比較 | Google Workspace
  2. ドメインの所有権を TXT レコードで証明する – Google Workspace 管理者 ヘルプ
  3. Google Workspace の Gmail を有効にする(登録事業者別の手順) – Google Workspace 管理者 ヘルプ
QRコードを読み込むと、関連記事を確認できます。

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