- iCloud写真の「共有アルバム」はiCloudストレージを使わないサービスです。
- ただし、個人のiCloudストレージを気にせずに利用できるものの、写真やビデオには合計100万枚までの保存上限があります。
当たり前だけど、完全に無制限なわけじゃないんだね。
1. アップロードできる写真・ビデオの上限
iCloudの共有アルバムは、200個までしか作成できません。
また、1つのアルバムには最大で 5000件までしか写真などを入れられません。
結果として、200×5000 = 100万枚が保存上限になります。
また、容量節約のため写真やビデオの解像度は低くなります。
- アルバムと参加者
一人のユーザーが作成したり参加したりできる共有アルバムの数は、それぞれ 200個までです。
一つのアルバムに入れられる写真とビデオの合計は 5,000件までです。 - 画像サイズと品質の制限
共有された写真は、長い辺が最大2,048ピクセルに縮小されます。
ただし、パノラマ写真は最大幅が5,400ピクセルになります。GIFは100MB以下のものが共有可能です。
ビデオは最長15分まで、画質は最大720pで共有されます。 - 日ごとの投稿制限
参加者一人が1時間に投稿できる写真とビデオの数は、全ての共有アルバムを合わせて1,000件までです。
また、1日の投稿上限は10,000件です。
1日の投稿上限が 1万枚なので、満タンにするには 100日はかかる計算になるね。
2. 共有アルバムの参加人数・コメントの制限
また、交流機能にも参加者の人数やコメントに制限があります。
- 参加者
一つの共有アルバムに参加できる人数は100人までです。 - コメントと招待
写真やビデオへのコメントは200回までで、一つのコメントは1,024文字以内です。
アルバムの作成者が1日に送れる招待の数は200件までです。
イベントとかで共有アルバムを使うと100人を超えてしまうこともありそうだね。
そういうものは、SNSやウェブサイトで共有した方がいいのかな。
3. 共有アルバムの対応している形式
iCloud写真では、iPhoneで撮影した特殊な形式の写真やビデオも共有できます。
画像は主にHEIF、JPEG、RAW(Windowsを除く)、PNG、GIF、TIFFに対応しています。
ビデオはHEVC、MP4、QuickTime、H.264、MPEG-4に対応しています。
ただし、アップロードされるときにデータは圧縮されるため、元のファイルと全く同じ情報が含まれているわけではありません。
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