- YouTubeアルゴリズムでは、まずは公開した動画が登録者に高く評価され、さらに新規視聴者にも届く、という「二段階」がつながって初めてチャンネルが成長します。
- 「登録者が動画を見てくれる」と露出が増え、雪だるま式で成長できるのです。
- 登録者が増えた要因を分析し再現性を高めることが大事。
1. 登録者がつくことの重要性
YouTubeチャンネルで登録者数を増やすのは大変。
実は、100人を超えるYouTubeチャンネル運営者は上位40%。
逆に言うと、60%のチャンネルは100人未満で止めてしまっています。
チャンネル登録してもらう目的は、その人たちの一定割合に確実に動画を届けることができることです。
もちろん、投稿した動画を登録者全員が見てくれるわけではありません。
この割合も大事で、だいたい30〜40%というのが「普通」の目安。
視聴数 / 登録者数 > 0.3
20%以下であれば、動画内容を見直した方がよさそうです……。
2. 登録者と新規視聴者の両方を意識する
YouTube動画の視聴数を増やすのに一番効果的なのは、おすすめ欄に載ること。
検索から再生数が増えるようになること自体はよいのですが、そもそもYouTubeでは検索をするユーザーが少ないです。
YouTubeのおすすめ表示アルゴリズムでは、動画を公開したときに、まずチャンネル登録者に評価されないとインプレッションが広がりません。
おすすめ表示され、その先にいる新規視聴者がチャンネル登録してくれて、やっとチャンネルが成長する仕組みなのです。
つまり、「動画を見てくれる登録者」を増やすと露出が増え、雪だるま式で成長できます。
登録者にだけ評価される動画では再生回数が伸びないですし、新規視聴者にだけ評価される動画は広がりにくいわけです。
2-1. チャンネル登録する理由を作る
視聴者がチャンネル登録をするには、わざわざ登録するだけの理由が必要です。
登録者が集まるチャンネルには、以下のような特徴があるはずです。
- あまり休まず継続して投稿している
定期的に視聴する習慣を作ってもらう - 新規視聴者にもわかる動画
新規が入って来ないと停滞する - エンタメよりも知識を提供している
娯楽は競合が多いが、情報は「行きつけ」を探している - 視聴者のニーズにあった工夫
求められていない工夫を伸ばしても視聴は広がらない - 人気の動画を持っている
安定して新規視聴者が入ってくる
3. なぜ伸びたのかを仮説・検証する
ある程度動画を投稿したら、自分の動画投稿から登録者数が増えた要因を分析していきます。
たまたま再生回数が伸びた動画について、インプレッション、クリック率、視聴維持率、平均視聴時間などの指標を見ながら、何が良かったのかを「仮説」を立てます。
そして、伸びた要因を次の動画にも取り入れてみて、再現性を確認していきます。
1度や2度だけでなく、何度も登録者数を伸ばせるようになることが大切なのです。
3-1. 視聴者層の生活環境の変化に注目する(ショート動画)
ショート動画は、広告収益にはほとんどつながりません。
しかし、ショート動画が流行るのはチャンネル登録者を増やしやすいからです。
短い動画が流行っているのは、視聴環境が多様化しているからです。
これまでは、インターネット動画は、自宅のインターネット回線で落ち着いてみるものでした。
しかし、モバイル通信が強化され、通勤中など「スキマ時間」にYouTubeを視聴する人も増えました。
もちろん、長い動画の人気もありますが、状況によっては短い動画の方が視聴されやすいこともあるのです。