- 「アプリのセキュリティ」は、Androidスマートフォンのセキュリティ設定の一つで、マルウェアや不審な動作を検知するための機能です。
- 「アプリのセキュリティ」では、インストールされているセキュリティアプリのどれを有効にするかを選択することができます。
- 「アプリを保護」は、Google Play プロテクトと機能が重複する可能性がありますが、一般的には両方を有効にしておくことが推奨されます。
1. アプリのセキュリティ設定の「アプリを保護」とは?
Androidスマートフォンの設定にある「アプリを保護」はオンにした方がよいでしょうか?
基本的には「オン」にしてよいと考えます。
「設定」アプリの「セキュリティおよびプライバシー」にある「アプリのセキュリティ」は、マルウェアやその不審な動作を検知するための機能です。
有効にすると対応したセキュリティアプリから警告が表示されます1。
つまり、インストールされているセキュリティアプリのどれを有効にするかを選ぶ設定です。
セキュリティアプリをインストールしただけで、機能が有効になっていない場合があるのです。
2. Google Play プロテクト
「アプリのセキュリティ」には、通常「Google Play プロテクト」が表示されています。
Google Play プロテクトは、アプリやデバイスが有害な動作を引き起こさないかをチェックします。
ユーザーがGoogle Playストアからアプリをダウンロードする前に、そのアプリに対して安全チェックが行われます。
またGoogle Play以外の提供元からのアプリについても、マルウェアなどの有害な可能性がないかデバイス内をチェックします。
有害な可能性があるアプリや、重要な情報を隠したり偽ったりするアプリを検出した場合、ユーザーに警告が表示されます。
「有害なアプリ」であれば、そのアプリを無効化したり、デバイスから削除したりします。
3. 「アプリを保護」
このケースではそれに加えて「アプリを保護」という項目もあります。
「アプリを保護」は、サードパーティのセキュリティ保護機能のようです。
「アプリを保護」については、Google Play プロテクトの機能が重複・競合する可能性もありますが、一般的には両方を有効にしておくことは問題ないとも考えられます。
アプリにはウイルス対策、危険サイト対策、危険Wi-Fi対策、迷惑電話対策、迷惑メール対策、データ保管BOXのウイルススキャンなど、さまざまな機能があります。それぞれの機能について、設定や使用方法が異なる場合があります。
つまり、セキュリティ面での追加の保護を提供する可能性がある一方で、Google Play プロテクトとの機能重複の可能性もあります。
(補足)
- [アプリのセキュリティ]: Google Play プロテクトから警告が表示されます。 – Android のセキュリティとプライバシーの設定について – Android ヘルプ