- Google AdSenseから「オファーウォール」の導入を提案するメールが届きました。
- オファーウォールは、広告を見ないとサイト閲覧させない、という仕組みです。
- 一定のページビューに達した訪問者に「リワード広告」を表示して、広告を最後まで見てくれた人に「報酬」としてサイトを閲覧できるようにするのです。
サイト内の情報が「リワード」なんだね。
よっぽどそこにしかない情報じゃないと、ほかに行くかな。
訪問者にとってはかなり煩わしく感じられるので、自分のサイトでは導入しないことにしました。
1. 「オファーウォール」の紹介メール
Google AdSenseから「オファーウォール」の紹介メールが届きました。
- 差出人:Google AdSense<adsense-noreply@google.com>
- 件名:再度のご案内: エンゲージメント行動を行ったユーザーをオファーウォールで収益化しましょう
2. オファーウォールとは?
「オファーウォール」は、「広告を見ないとサイトを閲覧できなくする」という仕組みです。
オファーウォール(Offerwall)
「オファーウォール(Offerwall)」は、訪問者の前に広告オファーが並んだ「壁」が出てくるというイメージです。
3. オファーウォールは煩わしい
サイトを頻繁に訪れるユーザー(エンゲージメント行動が多い)が多ければ収益化できますが、一方で煩わしく感じられて離れていってしまう可能性があります。
ファーウォールは、突然 広告を表示して閲覧の流れを切ってしまうので、訪問者のサイト閲覧体験を阻害してしまうことがあるのです。
訪問者にわざわざ「広告を見る」とアクションを取らせるのは、なかなかハードルが高いですよね。
自分が見る側だと嫌だったので、導入しないことにしました。
4. オファーウォールのメッセージ
オファーウォールの設定は、「プライバシーとメッセージ」の中にあります。
広告フォーマットではなく、表示メッセージの一種なんですね。
Offerwallでは、表示させるメッセージと、猶予(頻度)と、次に表示されるまでの期間(リワード広告)を設定できます。
5. 「リワード広告」とは?
「リワード広告」という言葉もわかりにくいよね。
オファーウォールでの「リワード広告」は、サイト訪問者が短い広告を見て、サイトにアクセスできるようにするものです。
つまり、ここでの「リワード(報酬)」は、サイトの閲覧のロックを解除する、ということです。
つまり、リワード広告として成立するためには、サイトそのものが「有料」で、そのロック解除が必要な内容、ということですね。
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