- DNSサーバの役割は、ドメイン名をIPアドレスに変換して、ウェブサイトにアクセスできるようにすることです。
- 家庭のWi-Fiルーターの場合、通常はプロバイダが提供するDNSサーバを利用していることが多いです。
- 「ERR_NAME_NOT_RESOLVED」というエラーは、DNSサーバとの接続かうまくいっていないことを示しています。
1. プロバイダのDNSサーバ
「DNS」とは、URLをIPアドレスに変換するシステムです。
「Domain Name System」の略で、ウェブページなどにアクセスする前段階に宛先のウェブサーバを特定するのに使われます。
いわば、ドメイン名から所在地を探すための巨大な住所録です。
この住所録はスマホには収まりきりません。
そこで、通常はインターネット プロバイダのDNSサーバを利用しています。
例えば、自宅のルータからインターネットに接続する場合、まずプロバイダのDNSサーバに聞きに行くことになります。
次に、そこで教えてもらったIPアドレスに対して通信します。
インターネット通信は、DNSサーバから送られたIPアドレスを元に組み立てられます。
2. ルータには「行きつけ」のDNSサーバがある
接続するDNSサーバは、IPアドレスで指定する必要があります。
ただ、スマホやパソコンで毎回 DNSサーバのIPアドレスをいちいち指定しなくても、インターネットにつながります。
これは、ルータの設定にDNSサーバのIPアドレスが記録されているからです。
例えば、ルータをリセットしてインターネットに接続できなくなったときは、このDNSサーバなどプロバイダの接続設定をやり直す必要があります。
モバイルデータ通信の場合も、基本的には同じです。
まず通信会社のDNSサーバに接続しています。
3. DNSサーバがないとウェブサイトにアクセスできない
逆に、DNSサーバにうまく接続できないとウェブサイトにアクセスできません。
「ERR_NAME_NOT_RESOLVED(ドメイン名が解決できない)」というエラーになります。
このサイトにアクセスできません
〜のサーバーのIPアドレスが見つかりませんでした。
次をお試しください
接続を確認するERR_NAME_NOT_RESOLVED
ルータに設定したDNSサーバのIPアドレスが間違えていたり、インターネット回線が不調な場合に、このエラーが表示されます。
なにもしていないのに このエラーが出る場合は、一時的にインターネット回線やルータが不調になっている場合が多いです。
ドメイン名をIPアドレスに変換することを「解決(resolve)」といいます。