- Slackで自分の「することリスト」を管理するなら、「リマインダー」機能を使います。
しかし、他人に「リマインダー」は追加できません1。 - チームで仕事分担を管理するなら、Slackの「Canvas」機能のチェックリストを活用するのが有効です。
1. Canvasで「することリスト」を鮮明に
Slackをチャットアプリに終わらせるのはもったいない。
ということで、どうやって「することリスト」を共有するのかを見ていきます。
Slackの「Canvas」は、チームの共同作業のためのテキストスペースです。
大まかに言えば、チームに紐づいた文書ファイルのようなものです。
チャンネル内の右上には、「Canvas」ボタンがあります。
それをクリックするだけで Canvasは開きます。
(もし、未作成の場合は、新しいCanvasドキュメントが開きます)
イベントの企画を担当しているなら、まず全体計画をCanvasにまとめます。
それから関連するタスクをチームメンバーに割り当てていきます。
それぞれのタスクについて、進捗状況をスレッドで報告し合うことで、プロジェクトの進行状況を一目で確認できるようになります。
1-1. Canvasにチェックリストを作る
Canvasには、目標や計画など自由にテキスト書いていくことができます。
チャンネルのメンバー全員が編集でき、リアルタイムで更新されます。
箇条書き、チェックリスト、リンク、さらには画像や表も挿入できます。
とくに、チェックリスト機能を使えば、「することリスト」を作って進捗状況をみんなで共有できます。
項目が完了したらチェックをつけ、進捗状況を随時更新していきます。
「プレスリリースの草稿作成」「会場予約の確認」「参加者リストの更新」など、具体的なタスクを列挙します。
2. することリストを活用するコツ
共有できるチャックリストだけでも便利ですが、詳しくタスクを管理することもできます。
- メンション
- コメント・スレッド
- ブックマーク
担当するメンバーの名前や期限、必要なアクション、関連するリソースへのリンクを追記すれば、誰が何をいつまでに行うべきかが一目で分かり、チーム全体の進捗管理が容易になります。
2-1. メンションで見落としを防ぐ
特定の人に直接タスクを指示したい時は、その人を「メンション」しましょう。
これは「@ユーザー名」と入力するだけで、相手に通知が届く仕組みです。
これにより、大切なメッセージが埋もれることなく、しっかりと伝わります。
2-2. コメント・スレッドで詳しく
Canvasの編集画面で「+(コメント)」を押すと、コメント追加になります。
コメントを追加すると、Canvasの項目についてスレッドでやり取りできます。
Canvasの行にも、コメントマークが追加され、見られるようになります。
2-3. ブックマークでうっかり防止
さらにコメントは「ブックマーク」して、「後でビュー」に追加できます。
自分に任された仕事はブックマークしておくと忘れにくいです。
3. 具体的なタスク管理の流れ
3-1. 自分が任されたタスクの完了を報告する場合
- チェックリストの利用:
自分のタスクが完了したら、まずはチェックボックスをオンにします。
タスクの完了を視覚的に示しましょう。 - 進捗更新のコメントを追加:
タスクをチェックしたら、コメントを追加するとわかりやすいです。
具体的な成果物の場所や、達成した結果など。 - 担当者や関係者をメンションする:
コメントには、リーダーや関連するメンバーをメンションしておくと、関係者が把握しやすいです。
タスクに関する質問やフィードバックは、スレッド機能を使って整理しましょう。
スレッドは、主なチャットフローを乱すことなく、特定のメッセージに対する追加のコメントやディスカッションを可能にします。
これにより、情報が一箇所に集約され、後で見返す際にも探しやすくなります。
3-2. 他人に任せたタスクが完了しているか確認したい場合
- 定期的なレビュー時間を設ける:
毎朝など、定期的にCanvasを確認するようにします。
どのタスクが完了しているか一目で確認できます。 - 進捗状況の確認を依頼する:
特定のタスクの進捗が不明な場合は、担当者に確認します。 - タスクを確認するミーティングを設ける:
タスクの完了を報告する時間を設けます。
例えば、完了したタスクは毎週のミーティングで報告する、または完了後すぐにCanvasにコメントを残すなどのルールを設けます。
Slackをただのコミュニケーションツールとしてではなく、タスク管理とチームワークの向上に役立てることで、あなたのチームはより効率的に、より円滑に仕事を進めることができるようになります。
(補足)
- ほかのメンバーに対するリマインダーを設定することはできません。 – 「後で」に保存する | Slack