- サイト表示の負荷を減らすために、FontAwesome 5 から 4 に変更しました。
- CSSで一部で FontAwesome 5のアイコンフォントを利用していたので、FontAwesome 4 に変えました。
- Largest Contentful Paint を速めるのに、ちょっと効果がありました。
項目 | FontAwesome 5 | FontAwesome 4 |
---|---|---|
パフォーマンス | 92 | 94 |
First Contentful Paint | 1.9 秒 | 1.8 秒 |
Largest Contentful Paint | 2.8 秒 | 2.1 秒 |
Total Blocking Time | 190 ミリ秒 | 200 ミリ秒 |
Comulative Layout Shift | 0 | 0 |
Speed Index | 2.5 秒 | 2.6 秒 |
あんまりアイコンフォントを利用していないなら、軽量化しておくのもメリットだね。
1. 転送サイズの中でフォントが大きい
あと少し PageSpeed Insightsのスコアを改善したいと思います。
気になるのは、Largest Contentful Paint です。
「リクエスト数を少なく、転送サイズを小さく維持してください」を見ると、意外とフォントの転送サイズが大きいことに気づきました。
Chromeの開発モードで「ネットワーク」を見ると、転送サイズを占める 4つのフォントがわかります。
名前 | サイズ | 時間 |
---|---|---|
icomoon.woff | 13.1 kB | 72 ms |
fa-brands-400.woff2 | 76.8 kB | 72 ms |
fa-regular-400.woff2 | 13.2 kB | 73 ms |
fa-solid-900.woff2 | 78.3 kB | 69 ms |
2. Cocoon 設定 Font Awesome 4 に変更した
「Cocoon 設定」の「全般」で「サイトアイコンフォント」を変更しました。
読み込むフォントが2つに減り、サイズも小さくなりました。
名前 | サイズ | 時間 |
---|---|---|
icomoon.woff | 13.1 kB | 23 ms |
fontawesome-webfont.woff2?v=4.7.0 | 77.2 kB | 34 ms |
実際、PageSpeed Insights でのサイズも減っています。
パフォーマンスをみると、誤差の範囲かもしれませんが、少し改善されています。
項目 | FontAwesome 5 | FontAwesome 4 |
---|---|---|
パフォーマンス | 92 | 94 |
First Contentful Paint | 1.9 秒 | 1.8 秒 |
Largest Contentful Paint | 2.8 秒 | 2.1 秒 |
Total Blocking Time | 190 ミリ秒 | 200 ミリ秒 |
Comulative Layout Shift | 0 | 0 |
Speed Index | 2.5 秒 | 2.6 秒 |
もっと転送サイズを減らすなら、必要なアイコンだけで icomoon フォントを生成しておく方法もあるようです1。
3. FontAwesome 5のアイコンを変更しておく
追加CSSで 2か所、FontAwesome 5を使っていました。
アイコンフォントが表示されなくなっています。
.word-description .blogcard-snippet:after {
content: '\f105';
font-family: 'Font Awesome 5 Free';
font-size: 16px;
font-weight: 900;
line-height: 1;
margin-top: -8px;
position: absolute;
right: 20px;
top: 50%;
}
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font-familyとcontent を変更する必要があります。
content: '\f105';
font-family: 'FontAwesome';
「FontAwesome」の間にスペースは入れません。
アイコンによっては contentはそのままでも大丈夫です。
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