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Macの日本語入力が使いにくい?【変換のクセとライブ変換】

Macの日本語入力が使いにくい?【変換のクセとライブ変換】

Macの「ライブ変換」という入力機能が、効率化に役立ちそうだと思って、何度か挑戦していますが、いまだに使いこなせません。

自動的に変換されたら楽になる、という予想に反し、自分で意図的に変換できないのは想像以上に苦痛でした。

Macの日本語入力が使いにくい?【変換のクセとライブ変換】

なかなか、新しい機能を「活かす」のも大変だね。
頭が固くなってるのかな……💧

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1. 「ライブ変換」はMacの日本語入力ソースにある

macOSの日本語入力には、「ライブ変換1」という機能があります。

「ライブ変換」はMacの日本語入力ソースにある

キーボードで文字を入力すると、文脈を認識して入力したそばから変換されていく」という機能です。

そう聞くと、スペースキーを押すことを考えなくても良い分だけ、「効率的」になるように思われます。
しかし、これまでにも何度かそう思って、使いこなしみようと挑戦するのですが、そのたびに「挫折」しています。
実際に使ってみると意識的に変換できないので、かえって「疲れる」気がするのです。

1-1. 確定しないと不安

まず、なかなか慣れなかったのが、「スペースで変換、エンターで確定」という「リズム」が崩れることです。

ライブ変換を使用すると、入力中にひらがなが漢字などの日本語テキストに自動的に変換されます。スペースバーを押して個々の単語を変換する必要はありません。

Macで日本語入力ソースを使用して日本語を入力する – Apple サポート (日本)

変換するまでにどれぐらい文節を入力するかは、人によるとは思います。
私の場合は、ほとんど 文節ごとにすぐ「変換」「確定」をしています。
いちいちエンターキーで確定しないと、気がすまないところがあります。

確定しないと不安

どうも、未確定の入力が長くなっていくと、途中で取り消されてしまう不安がつのってしまうのです。

マウスのクリックやエスケープキーなどで、入力途中の文章がまるまる消えてしまう経験は、それなりにありますよね。

つまり、すぐに確定したい人には、ライブ変換は合っていません。
逆にいうと、ライブ変換を使いこなすにはすぐに確定する、というクセを矯正する必要があります。

ちなみに、似たような簡易的な機能に「句読点で変換」という設定もあります。
句読点をスペースキーと同じように、変換のトリガーにするわけです。

※「ライブ変換」と「句読点で変換」は、共存できません2

確定しないと不安

スペースキーをそんなに押したくないのかな?

それよりは、ホームポジションから遠いエンターキーをどうにかしてほしいけど。

1-2. 自分で変換候補を選びにくい

ライブ変換は、ある程度 続きの文章が入力されてから、「文脈」から変換候補を選びます。
しかし、その代わりにだいたい変換候補が定まる頃には、入力は少し先に進んでいます。

・可能性のあるすべての変換が表示されるよう、単語全体を入力してください。
・スペースバーを1回以上押すと、追加の候補が表示されます。候補を確定するには、Returnキーを押します。
・Escapeキーを押すと、入力したひらがなと変換の下線が回復します。

Macで日本語入力ソースを使用して日本語を入力する – Apple サポート (日本)

例えば、同音異義語の区別や意図的に「かな」にしたい場合などには、いちいち戻って直す必要があります。

結局、戻って変換候補をいちいち修正するのは面倒なので、プログラムの選んだ候補をそのまま利用することが増えます。すると、漢字の割合が多い「やや読みにくい」文章になりがちです。

自分で変換候補を選びにくい

勝手に「こと」が「事」に変換されたりするんだよね。

ひらがなと漢字のバランスは、けっこう重要だと思うんだけどな。

1-3. 途中で変な変換を見せられる

ライブ変換は、途中の変換精度はあまり高くないにも関わらず、「文中にそのまま」表示されます。「変換候補」ではなく、「ライブ変換」なのです。

間違った変換がそのまま文中で見えるのは、なんか気持ち悪いです。
入力した後にちゃんと直るのかも心配になります。

つまり、入力中 つねに「ちゃんとうまく変換されるかな」と気にすることになってしまいます。これは、意外と脳の負荷になります。

2. 2回エンターキーを押す必要がある

「ライブ変換」と直接関係ないのですが、macOSの標準の日本語入力では、変換中にリターンキー3を押しても確定していないことがあります。

macOSのリターンキーの動作
  • 入力したままの状態なら(ライブ変換などで自動的に変換されていれば)、リターンキー 1回で確定します。
  • スペースキーを押して変換候補一覧を表示している場合、漢字を選んでリターンキーを 1回 押しても、変換は確定されません。
    一覧が消えるだけで、入力を確定させるには もう一度リターンキーを押す必要があります。

変換候補をリターンキーで選択しても、そのまま次の文字を入力したり、Backspaceで戻したりすると、変換した文字がもとに戻ってしまうことがあります。

この「確定」の感覚は、Windows PC とは異なるので、もどかしく感じます。

一応、「Windows風のキー操作」というチェックで、確定やシフトキーなどの動作を寄せることはできます。

2回エンターキーを押す必要がある

Windows風のキー操作

キーボードをWindowsキーボードのように操作し、Windowsと同様のショートカットを使用できるようにします。

このオプションを選択した場合は、「Shiftキーの動作」オプションが自動的に「英字モードで入力」に設定されます。

Macの日本語入力ソース設定を変更する – Apple サポート (日本)
2回エンターキーを押す必要がある

結局、Google日本語入力(MAC版)4を使っています。

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(補足)

  1. 英語表記は “Live Conversion” – Enter Japanese text using a Japanese input source on Mac – Apple Support (CA)
  2. 「ライブ変換 入力中にひらがなが漢字などの日本語テキストに自動的に変換されます。このオプションを選択すると、「句読点で変換」オプション(下記参照)は自動的に選択解除されます」- Macの日本語入力ソース設定を変更する – Apple サポート (日本)
  3. macでは一般的に「エンターキー」ではなく「リターンキー」と呼ばれる
  4. Google 日本語入力 – Google
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