Google検索の下に「
New! Bard を試そう。Google の試験運用中 AI サービス」というメッセージが表示されていました。
2023年3月21日の英語版の公開から約1ヶ月半、2023年5月11日から日本語でも利用できるようになりました。
Bard は、ジェネレーティブ AI を活用してユーザーをサポートする Google の試験運用中のサービスです。旅行プランの案を出したり、ブログ記事の構成案を作成したりと、英語での公開から 2 か月弱の間に、すでに多くのユーザーに様々な方法でお使いいただいています。
Google Japan Blog: Bard が日本語に対応（2023年5月11日）
そして、本日より Bard が日本語でも利用できるようになりました。
1. Bardの利用規約に同意する
「Bard を試そう」のリンクを押すと、利用規約の画面に進みます。
同意事項には、主にチャットAIで検索する場合の注意点が書かれています。
同意すると、BardによるAI検索が利用できるようになります。
画面左上に「試験運用中」という表示があります。
Gmailに「Bardへようこそ」というメールが届いていました。
スマホでも、チャット検索ができます。
ちなみに、この回答結果は 「Google や Bard の見解」というわけではありません。
Bard AIが学習したテキストデータから統計的に導かれた文章ですので、「巷間言われていること」を総合したものと考えてください。
2. チャット AIで検索する場合の注意点
デメリットや注意点についても、整理しておきましょう。
実際に Bardで検索してみました。
チャットAIで検索する場合の、デメリットや注意点を教えてください。
誤った情報を得る可能性がある。 チャットAIは、大量のテキストデータでトレーニングされていますが、常に正確であるとは限りません。特に、専門的なトピックに関する情報については、独自の調査を行うことをお勧めします。
偏った情報を得る可能性がある。 チャットAIは、トレーニングに使用されたテキストデータによって偏る可能性があります。たとえば、特定の政治的見解を支持するテキストデータでトレーニングされたチャットAIは、その見解に偏った情報を提供する可能性があります。
時間がかかる場合がある。 チャットAIは、検索結果を理解して応答するために時間がかかる場合があるため、すぐに答えが必要な場合は、他の方法で検索することをお勧めします。
プライバシーが侵害される可能性がある。 チャットAIは、会話の内容を追跡して保存する場合があります。これは、プライバシーが懸念される場合は問題になる可能性があります。
Bard
特に大事なのは「プライバシー」。
つまり、会話内容などが外部に送信されていることです。
検索に比べて、チャットの会話にはプラベートな情報や機密事項を入力してしまいがちです。
情報が学習されてよいものなのか吟味して、利用していきましょう。
3. 【補足】Bardの利用規約とプライバシーポリシーのポイント
あとから確認できるように、Bardのはじめの同意の文章を残しておきます。
収集する情報とプライバシーポリシーについては、一度 目を通しておくとよいでしょう。
Bardの場合は、4つのデータを収集しています。
利用規約とプライバシー
ユーザーのデータと Bard
この通知および Google のプライバシー ポリシーでは、Bard がユーザーのデータをどのように取り扱うかを説明していますので、よくお読みいただけますようお願いいたします。 Google アカウントで、データやプライバシーを保護するための設定画面とツールにアクセスできます。
Google は、Bard との会話、関連プロダクトの使用に関する情報、ユーザーのおおよその所在地（詳細）、およびユーザーのフィードバックを収集します。Google ではこのデータをプライバシー ポリシーに従って使用し、Google のプロダクト、サービス、機械学習技術（Google Cloud など、Google の企業向けプロダクトも含む）の提供、向上、開発に使用します。
デフォルトの設定では、Google はこの情報を Google アカウントとともに、最長で 18 か月間保存します（myactivity.google.com/product/bard から、自動削除をオフにする、または自動削除オプションを 3 か月または 36 か月に変更できます）。 品質の向上とプロダクトの改善のため、人間のレビュアーが Bard との会話を確認し、注釈を付け、処理を行います。このプロセスの一部として、プライバシーを保護するための措置が講じられています。これには、レビュアーが Bard との会話を確認したり注釈を付けたりする前に、その会話と Google アカウントとの関連付けを解除する措置も含まれます。Bard との会話にはご自身や第三者を特定できる情報を含めないようお願いいたします。
Google アカウントに会話を保存せずに Bard を使用する場合は、Bard アクティビティの保存を一時停止することができます。 myactivity.google.com/product/bard で Bard との会話を確認したり、アカウントから Bard との会話を削除したりすることができます。 人間のレビュアーが確認した、または注釈を付けた Bard との会話は別途保存され、Google アカウントには関連付けられないため、Bard アクティビティを削除しても消えることはありません。会話は、最長で 3 年間保存されます。
Bard の仕組みと Google による Bard のユーザーデータの取り扱いについて詳しくは、Bard に関するよくある質問をご覧ください。
注意事項
利用規約
ユーザーは、Bard の利用には Google 利用規約およびジェネレーティブ AI の追加利用規約が適用されることに同意するものとします。
Bard へようこそ
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