対話型AIの ChatGPTは、OpenAIのサイトの会員登録をすれば誰でも利用できます。
しかし、「もっと手軽な方法がいい」なら、LINEから聞く方法もあります。
誰でも使える AI なんだね。
1. LINEで動くChatGPT
すでに いくつかの企業が、LINEと ChatGPTを連携させた「チャットボット(会話ロボット)」を作っています。これなら、「友だち追加」するだけで、すぐに 対話型AIに質問できます。
いわば LINE版の ChatGPT。
「インターフェース(目の前で操作する画面)」が LINEアプリになることで、スマホやパソコンに詳しくない人でも、かんたんに使えるようになります。
面倒な作文も、それっぽい答えを返してくれます。
仕事に遅刻してしまいました。言い訳の短めのメール文を考えてください。
件名:遅刻のお詫び
ご迷惑をおかけして申し訳ありません。今朝、誤ってアラームを止めてしまい、遅刻してしまいました。現在、できるだけ早く出社できるように準備を進めております。
再度、大変失礼いたしました。
おーい、遅刻の言い訳をAIに書かせてる……
2. プライバシーと利用料金には注意
ただし、対話型AIを使うには注意点が3つ。
1つ目は、会話のプライバシー。
LINE公式アカウントも、ChatGPTも、会話データを保持しています。
あまりプライベートな内容(あと仕事のことなども)は送信しないほうがよいです。
2つ目は、会話の回数制限。
利用者が急速に増えているので、処理が追いつかないことがあるようです。
そこで、無料版にはだいたい一日5回などの回数制限が設定されています。
3つ目は、費用の問題。
サービスの提供には、LINEやChatGPTという別サービスを借りて運営しています。
運営側には、利用毎に費用が発生しているのです。
AIチャットくんを運用するコストは主に以下の3つ。
・ChatGPTの利用量に応じた使用料金(API利用料)
LINEで使えるChatGPTが「3週間で77万登録」の大ヒット。社員2人のベンチャーが開発、課題は“コスト” | Business Insider Japan
・LINEの利用料
・サーバー代
そこで、無制限に会話に応答すると「赤字」になってしまいます。
無制限に利用できる有料プランが運営資金になっています。
ちなみに、OpenAIのサイトでは(応答速度が遅いことを我慢すれば)無料でも利用できます。
手軽さを取るか、無料を取るか。
まずは無料の範囲で使ってよく使うか確認してから、有料プランにするのがよいですね。
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