「boot.wim」は、Windows PE のイメージファイルです。
Windowsのインストールメディアに入っているファイルで、起動時に読み込まれます。
Windows PEは、Windows RE より以前に使われた縮小版システムです。
「プレインストール環境」というように、Windowsをインストールやアップグレードするときに、一時的に動作するシステムです。

インストール用のWindowsシステムディスクなどから起動するシステムです。
1. 「boot.wimが見つからない」とは?
Windowsのバージョンアップを行う時に、ごくまれにこのエラーが出る場合があります。
2. boot.wim をいじるには
「.wim」は、システムが圧縮されているファイルなので、そのままでは変更できません。
システムツールを追加するには、一度 展開する必要があります。
例えば、Windows ADK (Windows Assessment and Deployment Kit)を使って、コマンドプロンプトを起動すると、Windows PE を生成する「copype」コマンドが使えます。
copype amd64 C:\WinPE_amd64
そのまま WindowsPEの起動メディアを作成するなら、MakeWinPEMediaで書き込めばよいです。
MakeWinPEMedia /UFD C:\WinPE_amd64 D:
WinPEに必要なツールを追加するには、システムを展開する必要があります。
「.¥sources¥boot.wim」に保存されている boot.wim をマウントします。
dism /Mount-Image /ImageFile:”C:\WinPE_amd64\media\sources\boot.wim” /index:1 /MountDir:”C:\WinPE_amd64\mount”
あれこれツールなどを追加したら(※)、最後は boot.wim に書き込みます。
dism /Unmount-Image /MountDir:”C:\WinPE_amd64\mount” /commit
アンマウントして反映(/commit)させます。
QRコードを読み込むと、関連記事を確認できます。
