パソコンの起動時にF2キーなどを押すと、特殊な設定画面になります。
かつては「BIOSセットアップ画面」と呼ばれましたが、最近では「UEFI」と言われます。
かんたんに言うと複雑になっています。
1. UEFIとBIOSの共通点
UEFIは、BIOS同様に OS(基本システム)が起動する前に動作するプログラムです。
電源投入(ハードウェア)から、OS(ソフトウェア)までの橋渡しをするのが役目です。
つまり、UEFIとBIOSの共通点は、OS起動前に動作することと、電源投入の直後にキー操作することでセットアップ画面が表示されることです。
2. UEFIとBIOSの違い
一方、UEFIとBIOSの違いは、端的に言えばプログラムのサイズです。
UEFI が求められるようになったのは、起動前により多くの処理を追加する必要が出てきたからです。
代表的な機能は、セキュアブートとドライブ暗号化です。
BIOSのプログラムはROMに記録され、最大サイズに1MBという限界があります。基本的にHDDの情報は、ディスク先頭にあるMBRを参照するだけです。したがって、あまり複雑な処理をこなすことができません。
一方、UEFIのプログラムは、起動に関する情報を HDD(あるいはSSD)内に EFIシステムパーティションを作り、保存しています。このシステムパーティションは、ふだんはアクセスできないように非表示になっています。
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どうして、「EFIシステムパーティション」なの?
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UEFIは標準化される前は、単に「EFI」という名前だったんです。
EFI:Extensible Firmware Interface:拡張可能ファームウェア・インターフェース
3. HDDのエラーはUEFIに影響する
しかし、これはHDD内のデータ書き換えによって、起動プロセスが変わってしまうことでもあります。
起動プロセスのエラーが紛れ込むことになります。
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これまでは HDDのエラーなら、OSレベルの話でした。
しかし、最近は EFIシステムパーティションが関係するので、UEFIレベルの影響があるんですね。
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