- Qネット証券であるSBI証券に入金するにはどうすればいいですか?
インターネットバンキングなどは、不慣れなので簡単な方法がよいです。 - A
SBI証券への入金方法は 4つ用意されていて、対応している銀行や振込手数料、入金反映までの時間に差があります。
手数料や利便性より「わかりやすさ」を重視するなら、「銀行振込入金」がオススメです。
一番、アナログで安心なのが「銀行振込入金」、
一番、デジタルで便利なのが「即時入金」です。
銀行振替入金は、その中間と言えそうです。
1. SBI証券には実店舗がない
SBI証券は、ネット証券なので、直接 支店で入金することができません。
そのため、入金方法がいくつか用意されています。
おおざっぱに「アナログ・デジタル」の順に並べ直してみます。
一番、アナログなのが「銀行振込入金」、
一番、デジタルなのが「即時入金」です。
銀行振替入金は、その中間です。
2. ATMカードは発行終了している
まず、一番 かんたんだった方法は、「ATMカード入金」です。
ただし、2020年10月に新規のATMカードの発行は終了しています。
銀行のキャッシュカードのように、ATMカードを発行してもらい、提携銀行のATMから入金します。
銀行ATMで「預金」するのと、おんなじだね。
3. ネットバンキングが嫌ならATMから振込
ネットバンキングには、まだ抵抗があるんだよね。
なんか銀行口座がネットから攻撃されるのが心配だよ。
ネット証券もネット銀行もリスク的には一緒な気もします。
とはいえ、やはり生活資金を管理する銀行口座はネットにつなぎたくない人も多いでしょう。
その場合には、「銀行振込入金」が一番 確実でわかりやすいです。
「銀行振込入金」は、銀行口座からSBI証券に振込む方法です。
これまでの生活でも、銀行振込での支払いはおなじみですよね。
ただ、SBI証券の銀行口座にそのまま振り込んでも、誰の入金なのかわかりません。
そこで、SBI証券に自分専用の「振込用口座」を作成してもらいます。
「銀行振込入金」を登録すると、希望する銀行を選んで、専用口座を開設してもらいます。
お客さまがお持ちの銀行口座(都市銀行・地方銀行等)の窓口やATM等より入金いただけます。
銀行振込入金:SBI証券|株・FX・投資信託・確定拠出年金・NISA
ご利用には、当社の「お客さま専用の振込み口座」が必要です。
あとは、ATMからその銀行口座を指定して振り込めば、自分の証券口座への入金になるわけです。
メリットは、ふだんの「振込」とまったく同じことですが、デメリットもあります。
それは、振込手数料は本人負担になってしまうことです。
ATMまで行く手間と手数料はありますが、銀行とインターネットは結びつきません。
一番 安心かもしれません。
4. 即時入金はネットだけで完結
「即時入金」は、ネットバンキングから入金する方法です。
すべてネットで完結するので、一番「デジタル」な方法です。
「即時入金」と「リアルタイム入金」って、何が違うの?
日本語にしたら一緒だよね。
どちらかというと「リアルタイム入金」は、仕組み的には「即時入金」よりも「振替入金」に近いです。ですので、あとで「ゆうちょ銀行振替入金」と合わせて説明します。
ネットバンキングは、ネット上で認証・決済することができるので、支払いに使うことができます。
SBI証券サイトで、入金手続きをしたら、ネットバンキングのサイトで「認証」をして、決済します。
ふだんから、ネットバンキングを使っている人には、一番馴染みのある方法です。
メリットは、すぐ反映されることと、振込手数料が無料なことです。
インターネット上で、お手持ちの銀行口座から、SBI証券の証券総合口座へ入金いただけます。
SBI証券|株・FX・投資信託・確定拠出年金・NISA
入金後、即時反映されるため、商品のお取引までがスムーズです。手数料も無料です。
ご利用には、「提携金融機関のネットバンキングの契約」が必要です。
(既にご契約されている方は、すぐにご利用いただけます。)
手元のスマホ・PCから操作が完了するので、便利です。
5. ゆうちょ銀行振替入金とリアルタイム入金
残った2つの方法は、「ゆうちょ銀行振替入金」と「リアルタイム入金」です。
対応している銀行と、開始手続きなどに違いがありますが、大まかな仕組みは似ています。
「ゆうちょ銀行振替入金」は、あらかじめ ゆうちょ銀行 に対して、「振替依頼書」を提出する方法です。
「振替依頼書」は、いわば「SBI証券を信頼するので、依頼があれば自分口座から自由に振り替えることを許可する」という書類です。これが、「銀行振替」の仕組みですね。
「ゆうちょ銀行振替入金」を希望すると、SBI証券から「振替依頼書(振替入金申込書)」が郵送されてきます。ゆうちょ銀行の名義や口座番号、銀行印などを押印して、SBI証券に返送すると、事務手続きをしてくれます。
一度、この手続きをすると、SBI証券のサイトから、入金依頼をすることができるようになります。
手数料も無料です。ただし、入金反映まで4〜5日程度かかります。
インターネット上で、お手持ちのゆうちょ銀行口座から、SBI証券の証券総合口座へ入金いただけます。
ゆうちょダイレクトの契約が無くても、ご入金が可能です。手数料も無料です。※2022年3月18日より、振替入金(ゆうちょ銀行)の受付から入金反映までに4日~5日程度の時間が掛かるようになりました。
SBI証券|株・FX・投資信託・確定拠出年金・NISA
この方法では、ゆうちょ銀行はネットバンキングの契約はいりません。直接 ゆうちょ銀行の口座がインターネットから不正利用される心配はありません。
ただし、万が一 SBI証券に不正アクセスされてしまうと、ゆうちょ銀行の口座から入金されてしまうリスクはあるので、その点は理解しておく必要があります。
パスワードはしっかり管理しましょう。
5-1. リアルタイム入金は一部の地方銀行だけ
簡単に言うと「リアルタイム入金」は、この仕組みの地方銀行版です。
ただし、一部の地方銀行しか対応していないので、該当する銀行に口座を持っていなければ、選べません。
私の場合は、ふだん使っている地方銀行や信用金庫は対応していなかったので、関係ありませんでした。
あとは、細かな違いとしては、書類の郵送ではなく、ネット上の手続きで振替依頼が完了すること、入金反映まで早いことです。
対象の金融機関口座をお持ちであれば、当社WEBサイトより口座振替のご登録等を行うだけで、ご利用いただけます。
リアルタイム入金:SBI証券|株・FX・投資信託・確定拠出年金・NISA
(インターネットバンキングの登録は不要です。手数料は無料です。買付余力へ即時反映いたします。)
6. まとめ
一番、アナログで安心なのが「銀行振込入金」、
一番、デジタルで便利なのが「即時入金」です。
銀行振替入金は、その中間です。
振込指示 | 手数料 | 反映まで | |
銀行振込入金 | 銀行側から振込 | 利用者負担 | 営業時間中 2時間ほど |
ゆうちょ銀行振替入金 | ネットから入金指示 | 無料 | 4〜5営業日 |
リアルタイム入金 | ネットから入金指示 | 無料 | すぐ |
即時入金 | ネットから入金指示 | 無料 | すぐ |
慣れないうちは、銀行振込入金がわかりやすいです。
しかし、ネット証券の利便性を最大限に活かすなら、ネットバンキングも活用していくとよいでしょう。
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