NTTのモデム(PR-S300NE)を、ルーターとして使うことになりました。
ただ、機種が古いので、セキュリティ的に安全なのか心配です。
今からもう20年以上前にインターネットを始める時に、モデムを取り付けました。当時はADSLで、その後フレッツ光、ドコモ光へと移行しましたが、モデムはそのままの気がします。
モデムはずっと変わらずこのひとつを利用してるわけですが、そういうものなのでしょうか?
結論からいうと、光回線ルーターのファームウェア(内部システム)は自動更新されているので、通常は十分です。
確かに、サポート終了になっていると、新しい機種に交換した方がより安心ではありますが、希望しても有償になるかもしれません。
故障がなければ様子見、というのが一般的だと思います。
1. モデムとONUと光回線ルーター
まず、20年前のインターネット回線を開設したまま、ということは考えにくいです。
光回線ではADSLのモデムは使われていません。
ADSLでは、電話回線を利用していましたが、光通信では、光ファイバー回線を使っています。
ONUという別の装置になっていて、その機能は、光回線ルーターに内蔵されています。
モデム:デジタル信号⇔アナログ信号
ONU:電気信号⇔光信号
「モデム(modem)」は、「変調器-復調器(modulator-demodulator)」に由来する単語です。
通常は、「モデム」は、デジタル信号を電話回線のアナログ信号に変換する装置を指します。
電気信号と光信号に変換する装置は、「ONU(回線終端装置)」といいます。
ただし、わかりやすさのために「光モデム」と呼ばれることもあります。
2. 光回線ルーターPR-S300NEは2008年販売
お使いの光回線ルーターは、PR-S300NEという機種ですが、ファームウェアの更新履歴をみると2008年ごろに発売されたようです。
すでに 14年ほど経過していますが、家庭内のネットワーク通信の「交通整理」に使う分には、性能的にまだ問題ないだと思います。
3. ファームウェアの最終更新が2016年
一方で、セキュリティに関係するのは、内部システム(ファームウェア)です。
大切なのは最新のファームウェアに更新しておくことです。
通常は、自動更新されるので問題ないはずですが、最終更新が2016年11月で止まっているのが、少し気になります。
販売から8年で、サポート期間が終了になっているようです。
電子機器としては、これでもかなり長期間です。
NTTでは、経年劣化での故障した場合、無償でONUを交換してくれます。
ただし、「古い」だけでは無償交換に応じてくれない可能性もあるようです。
明らかにモデムの不具合や故障が起きていなければ、たとえ10年、20年同じモデム(ONU)を使っていたとしても交換してもらえない事もあります。
フレッツ光でレンタルしているモデム(ONU)を交換したい!!お金かかるんですか?
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