
Appleは、「iPhone」の商標を持っていないんですね。
1. アイホン株式会社とApple
何気なく iPhoneの箱の裏を見ていたら、「アイホン株式会社」という見慣れない単語が目に付きました。
商標「iPhone」は、アイホン株式会社の許諾を受けて使用しています。

実は、「iPhone(アイホン・アイフォン)」は、Apple より前に、名古屋にある「アイホン株式会社」(1948年創立)が商標登録していたんです。
アイホン株式会社は、住宅向けインターホン・ドアホン、オフィス・工場向け各種通話機器、医療・福祉施設向けナースコールなどの製造販売メーカーです。
アイホン株式会社 | ドアホン、インターホン、ナースコールのアイホン

SNSでいただいたコメントによると、iPhone 3Gのころからで、年間1億円の商標使用料を支払っているそうです。
販売台数も増えているので、今も同じ金額なのかはわかりませんが。
2. ロジクールとロジテック
このように国際的なブランドが、すでに国内で商標登録されているケースはたまにあります。
他には、「Logicool(ロジクール)」が有名です。
Logicoolは、キーボードやマウスのメーカーですね。
しかし、ネット通販で製品を探していると、「Logitech」という名前が印字されているものが出てくることがあります。

「Logitech」は、スイスに本社があるパソコン周辺機器メーカーで、
その日本法人が「Logicool」です。
イノベーションと品質を重視するスイス企業、LOGITECH(日本法人ロジクール)は、人々の毎日の生活に役立つ製品と体験を生み出してきました。
ロジクールについて – 弊社のストーリーと焦点
実は、「ロジテック(Logitec)」は、すでに別の日本法人(昭和57年設立)が利用しているため、国内では使えなかったのです(綴りはちょっと違う)。
ですので、海外からの直輸入品だと「Logitech」と記載されていますが、日本国内の販売では「ロジクール」というブランド名なのです。
例えば、Amazonでは、logicoolとlogitechで同じマウスが販売されています。
ロジテック(Logitec)は、エレコムの関連会社で、主にHDDドライブなどを販売しています。

logitecのHDDクローン装置を持っているのですが、サポート窓口がエレコムでした。
そのときはどうしてロジクールではないのか不思議に思ったのですが、こんな理由があったんですね。
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