パソコンはMacBookを使っています。以前、知合いが、iPhoneとMacBookを「リンク(同期)」するように設定してくれました。
しかし、その後、写真などが自動的にコピーされる仕組みがわからず、なんとなく不安になってきました。
どうすれば、リンクを解除することができますか?
Mac PCでは、「システム環境設定」の「Apple ID」ー「概要」から「サインアウト」することができます。
1. Apple IDで利用者のデータを保管・連携できる
iPhoneもMacBookも、Apple社の製品です。Apple社には、利用者の製品内のデータを連携させる仕組みがあります。
それが、Apple IDと iCloud です。
Apple では、さまざまなオンラインサービスを提供していて、iCloudはその一つです。

Apple IDは、Apple社の会員資格で、連絡先(メールアドレスなど)とパスワードで本人確認をします。
iCloudは、インターネット上にデータを預かるサービスで、Apple IDを取得すると 無料でも 5GBまでデータを預けることができます。

iPhoneやMacBookは、「設定」から Apple ID のメールアドレス・パスワードを登録しておくと、これらのサービス・機能が利用できるようになります。
1-1. iCloudで写真を同期する
例えば、iPhoneで iCloud写真の機能をオンにすると、iPhoneで写真を撮影するは、自動的にインターネット上の個人用保管庫(iCloud)に送られるようになります。

データを送るだけではありません。iCloud上でデータを整理・削除すると、iPhoneからも削除されます。これが「同期(シンクロ:synchronize)」です。
「MacBookから写真を削除すると、iPhoneの写真も消えてしまう」というのは、このためです。
2. iCloudの同期を止めるには?
もし、同期を止めるには、MacBook、iPhoneのどちらかで、iCloudの機能を無効にする必要があります。

iCloudとの連携を断ってしまえば、自動的に影響することはなくなります。
2-1. Apple IDからサインアウトする方法
シンプルなのは、Appleサービスをすべて無効にする方法です。それには、その端末で Apple ID をサインアウトします。

Mac PCの場合は、「システム環境設定」の「Apple ID」ー「概要」から設定を確認したり、サインアウトすることができます。

しかし、Apple IDは、アプリのインストールやメールなど、基本的な機能に関係しています。サインアウトすると、思わぬところが動作しないことがあります。
2-2. iCloud写真だけをオフにする方法
通常は、同期に関係する機能だけ(例えば、「カレンダー」や「iCloud写真」など)をオフにすることが多いです。
iCloud写真をオフにすると、基本的にはiPhone内の写真も、iCloudサーバ内の写真もそのまま残ります。

ただ、iPhoneの容量が足りていなかった場合は、iCloudサーバの写真を一部圧縮してiPhoneで表示している場合があります。

その場合は、原本(オリジナルのコピー)を、iPhone内にダウンロードしないと、削除されてしまいます。
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