これまで MacBookにキーボードを接続するのをためらっていました。それは、標準的な外付けキーボードは Windows向けで、キー配置がMacと微妙に異なっているからです。
しかし、試しにつないでみると、「システム環境設定」から「修飾キー」の配置は簡単に変更できました。
「システム環境設定」ー「キーボード」ー「修飾キー」を選択する
1. Windows/Mac兼用のキーボード K370
MacBook本体のキーボードが傷んできました。また、外付けだと好みのキーボードを使うことができます。
そこで、試しにBluetoothキーボード、logi K370Sをつないでみることにしました。
このキーボードは、WindowsでもMacでも利用できるように、それぞれの日本語配列で違いがあるキーの箇所には、グレーで Mac(あるいは英字配列)のキーの刻印がついています。
2016年の発売なのですが、「PC(Windows)とタブレット(iPad)で兼用できる」というのがもともとの「売り」だと思います。iPadにBluetoothキーボードをつなぐと、英字配列なんですよね。
記号の位置が、微妙に違うから、刻印があるとわかりやすいね。
Logiでは、このように兼用できるキーボードがいくつか販売されています。
2. コントロールキーはどこにある?
ただし、不安があったのが、コントロールキーの位置です。
私のMacBook Airでは、Aの左隣にあるのですが、
K370Sでは、シフトキーの下にあります。
ふだんのキーボード入力で、コマンドキー(⌘)によるショートカットや、コントロールキー(^)のカーソル移動を多用していると、ちょっとしたキー配列の違いでも戸惑ってしまいます。これでは、無意識にカーソル移動でコントロールキー押したときに、CapsLockになってしまいます。
この微妙な違いが原因で、これまで外付けキーボードを敬遠していました。
UNIX由来の左にあるコントロールキーの配置が好きです。
3. 修飾キーの「作用」は設定で変更できる
実は、macOSの「システム環境設定」では、「キーボード」の「修飾キー」を変更することができます。
しかも、嬉しいことに接続したキーボードごとに設定することができるので、MacBook本体のキーは変更せずに済みます。
ということで、「Keyboard K370/K375」を選択して、
・CapsLock キー → ^ Control
・Ctrlキー → ⌘ Command
に変更しました。
外付けキーボードでもふだんと同じ配置にできるんですね。
「システム環境設定」ー「キーボード」ー「修飾キー」を選択する
4. 意外とキーボードはmac用に使える
これまでのWindows PCでの経験では、修飾キーを変更するには、フリーソフトなどを利用する必要があり、変更すると接続するすべてのキーボードが影響されてしまうことが多かったです。
このようにキーボードごとに設定を保存できるのは、すごく便利です。
わざわざ修飾キーの配置が同じタイプのキーボードを探す必要があるのかと思っていたのですが、多少違っていても、設定で吸収できそうです。
macでのキーボード選択の幅が広がります。
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