【スポンサーリンク】

「バックアップ」とは?

PRを含む注意書き

当ページのリンクには広告が含まれています。

「バックアップ」とは?

バックアップ(backup)」とは、「コピーを保管しておくこと」です。
データやプログラムの複製を、別の場所に保存しておくことで、破損・盗難・紛失などに備えます。

「バックアップ」と言っても、ファイルをそのまま保存するだけでなく、ひとまとめにしてから保存する方法(アーカイブ)があり、意味合いの違いに注意が必要です。

「バックアップ」とは?

YouTube動画でも話しています。

特典ダウンロード
【ちいラボ読者特典】印刷してすぐ使える!
\記事が役に立ったらシェアしてね/
【スポンサーリンク】

1. バックアップソフトはただ保存しているわけではない

「バックアップ」には、大きくわけて2つの方法があります。

1つは、ファイルデータを外部ディスクなどにそのまま保存する方法です。ただ、保存する場所が変わるだけです。

もう1つは、後で復元できるように、「ひとまとめ(アーカイブ)」にして保存する方法です。

バックアップソフトはただ保存しているわけではない

後で復元するために、データをひとまとめにして「バックアップファイル」と作成します。つまり、「バックアップ」と「復元」はセットです。

パソコン・スマホには、ボタン1つで「バックアップ」と「復元」ができる、バックアップ システム があり、バックアップ用ソフトやアプリをインストールして利用します。

バックアップ システムは、ただファイルを保存するのではなく、いろいろな効率化の工夫をしています。

バックアップ システムの主な機能
  • 定期的に自動で保存する(バックアップ忘れを防ぐ)
  • その時点のデータをひとまとめにして復元する
  • 複数の時点のバックアップを世代管理する
  • バックアップデータを圧縮して増分を管理する(データ重複を減らす)

このような「ソフトによるバックアップ」にもデメリットがあります。

それは、バックアップファイルは特別な形式なので復元するには、元のバックアップソフトが必要なことです。

また、バックアップファイルの一部が破損してしまうと整合性が崩れて、最悪の場合 バックアップ全体が復元できないリスクもあります。

それらのデメリットを考慮しても、バックアップ システムは有効です。というのも、自分でファイルを保存していくと、肝心なときに保存し忘れていたり、似たようなファイルがいろんな場所に分散したり、管理が大変だからです。

2. どこにバックアップデータを残すかも大事

バックアップデータの保存先もいくつかあります。
・CDやDVD、USBメモリなどリムーバブルメディア(携帯媒体)
・外付けハードディスク
・ネットワーク接続ストレージ
・オンラインストレージ

どこにバックアップデータを残すかも大事

2-1. リムーバブルメディア

かなり昔を遡ると、パソコンの大事なデータはフロッピーディスクにコピーして保管していました。これは、「リムーバブルメディア」です。今でも、CD-ROMに写真などのデータを保存しているケースは少なくありません。枚数が増えてくると、管理が難しくなるのが難点です。

2-2. 外付けハードディスク

その後、大容量の外付けハードディスクが安価になったので、バックアップデータの保存先として、主流になりました。ハードディスクは、1万円ほどの予算で パソコン全体のデータを残すことができます。

ただし、欠点としては、長年使っていると、外付けハードディスク自体が故障することが少なくないことです。また、ノートPCを持ち歩いている場合は、ケーブルの接続もちょっと手間です。

2-3. ネットワーク接続ストレージ(NAS)

その欠点を補うものとして、やや高価ですが「ネットワーク接続ストレージ(NAS)」もあります。複数のディスクを Wi-Fiでつなぐことができる、データ保管専用のコンピュータです。

2-4. オンラインストレージ

スマホでは、iCloudやGoogleドライブなど、オンラインストレージにバックアップを保存することが多いです。いちいちケーブルをつなぐ必要がなく、インターネットに接続していれば、自動でバックアップできるからです。

オンラインストレージは、使用容量が増えてくると、定額プラン(サブスクリプション)の契約が必要になります。固定費が増えてしまうのが難点ですが、企業がデータ保管のメンテナンスをしてくれるのが便利です。

オンラインストレージ

考えてみると、以前は「バックアップ」は、ある程度 パソコンなどに詳しい人だけのものでした。

それがオンライン ストレージの登場で、誰でも使える技術になったんですね。

3. もう1つの方法「同期」

バックアップの「(1)ファイルをそのまま保存する」という方法の進化形に、「同期」があります。

オンライン ストレージのサービス接続用アプリ がセットになって利用します。具体的には、DropboxOneDriveなどがよく利用されています。

OneDriveの同期のしくみ

同期システム」は、バックアップシステムのような圧縮や世代管理はしません。
その代わり、パソコン内のファイル保存場所を監視して、
自動で別の場所(主にオンラインストレージ)にコピーを保存します。
オンラインストレージ内監視対象の保存場所 が同じ状態になるように、双方のデータを最新の状態に維持するのです。

別のパソコンでも、同じアカウントでログインすれば、すぐに自分のファイルを利用できます。

「同期」は、もともとは、複数台のパソコン・スマホで、同じようにファイルを管理して作業するための仕組みで、「バックアップ・復元」とは違うものです。
しかし、データを失ってしまうことを防ぐ効果もあります。

もう1つの方法「同期」

わたしは、パソコン全体のバックアップとは別に、大事なファイルだけは、オンライン・ストレージに同期して、データが消えないように備えています。

こちらもどうぞ

バックアップ用にネットワークHDDを導入した【NAS】
バックアップ用にネットワークHDDを導入した【NAS】
今回、Windows が11にアップグレードする機会に、パソコンのデータのバックアップ環境を整えようと思いました。最近は、USBケーブルで接続する外付けHDDだけでなく、Wi-Fiネットワークに接続する NAS(ネットワーク・ストレージ)という選択肢もあります。外付けHDDこれまでデータの保管・バックアップ用に、外付けHDD(80GB)を利用していました。私が購入したのは、2007年ごろなので、だいぶ前です。しかし、PCのシステムデータをまるごとバックアップなどには、容量が足...
LINEをバックアップしてから再インストールする【トーク履歴の復元】[iPhone]
LINEをバックアップしてから再インストールする【トーク履歴の復元】[iPhone]
LINEアプリに不具合がある場合、一度 アンインストールしてから再度 インストールすることで直ることがあります。ただし、LINEアプリは一度削除するとトークが全消去されてしまいます。そこで事前にトークをバックアップする必要があるのです。また、トーク履歴のバックアップを復元しても、復元できないデータ(写真など)もあるので注意が必要です。今回は、iPhoneの場合で説明します。YouTube動画でも話しています。注意LINEを削除すると、トーク履歴が戻せなくなる危険性があります。...
新しいiPhoneにデータ移行したい【Apple IDとiCloudとBluetooth】
新しいiPhoneにデータ移行したい【Apple IDとiCloudとBluetooth】
新しいiPhoneへのデータ移行では、古いiPhoneがあれば、そのまま無線でつないでデータ転送することができます。もし、故障などで古いiPhoneが動かない場合は、定期的にiCloudバックアップに保管されているデータから「復元」します。Apple IDとiCloudiPhoneは、新しいiPhoneに買い替えたときに、簡単にデータ移行できる仕組みが充実しています。鍵になるのが「Apple ID」と「iCloud」です。「Apple ID」は、Apple社の会員資格のことで...
アップデートしたらiCloudバックアップが異常に大きくなった【iOS15.1.1】
アップデートしたらiCloudバックアップが異常に大きくなった【iOS15.1.1】
先月ぐらいに iOS15にアップデートしたら、iCloudが保存ができない状態になったようです。課金して保存容量を上げるしかないのでしょうか?iPhoneのシステムをアップデートしたら、バックアップのデータサイズが異様に大きくなることがありました。慌てて有料プランにする必要はありません。今回は、iCloudバックアップを適正なサイズに戻す方法を通して、iCloudについて見てみましょう。ポイントiOSのアップデート後に、iCloudバックアップのサイズが異常に大きくなった。一...
[mac]たまにOneDriveで読込み中のままのファイルがある【同期中とファイルオンデマンド】
[mac]たまにOneDriveで読込み中のままのファイルがある【同期中とファイルオンデマンド】
macのOneDriveフォルダから、写真を移動しようとしたら、なぜか進まないことがありました。同期中のファイルは移動できないスマホからmac PCに写真を転送するのに、OneDriveを使っています。MacにOneDriveアプリを入れていて、同期しています。OneDrive内に写真を入れたままにしておくと、すぐに容量いっぱいになってしまうので、定期的にPC内のフォルダにまとめて移動するようにしています。しかし、今回は「フォルダへの移動の準備中」と表示されたまま、なかなか画...
macOSのバックアップ機能「Time Machine」
macOSのバックアップ機能「Time Machine」
macOSのバックアップ機能は、「Time Machine」という名前です。Time Machineに入る「アプリケーション」にある「Time Machine.app」を開くと、過去のファイル状態に遡ることができます。右下に日付目盛りがあって、その時点のファイル状態に遡ることができます。Time Machine実行中は、全画面表示になるので、ほかのアプリケーションに切り替えることはできません。ほんとにタイムマシンみたいだね!「システム環境設定」のTime Machine「Ti...
もう1つの方法「同期」
もう1つの方法「同期」
もう1つの方法「同期」

QRコードを読み込むと、関連記事を確認できます。

「バックアップ」とは?
【スポンサーリンク】
タイトルとURLをコピーしました