先日(2021年11月2日)、サイトのパーマリンク設定を変更して、URLアドレスを変更しました。
ページ全体のパーマリンクを変更して、検索順位に悪影響があるか心配だったのですが、今のところ無事に移行できています。
今回は、パーマリンクを変更してから、Analyticsで集計されるURLアドレスがどのように変化するか調べてみました。
1. 切り替わる期間
前回は、WordPressのパーマリンク設定を変更して、
「https://chiilabo.com/2021/11/wordpress-monthly/」
「https://chiilabo.com/2021-11/wordpress-monthly/」
のような形式に変更しました。
これは、「月ごとの記事のアクセス数」を集計するためでした。
2週間ほど経過したので、アナリティクスで検証してみました。

すると、初日でガクンと移行して、その後だいたい1週間ほどでほとんど置き換わっていることがわかります。
上下のページビュー数は、データのフィルタを利用して、正規表現で絞り込んでいます。

期間中のアクセスは、検索流入が83%ですので、だいたい検索結果の変更にかかる期間が1週間ほどだと考えられます。

2. リダイレクト
アクセス経路ごとに分けてみると、PCとスマホで大きな違いがありました。
PCの場合は、変更直後に新しいURLアドレスで集計できました。

これは、前のURLアドレスでアクセスしても、自動的にリダイレクトされるからです。
つまり、検索結果の更新とは、基本的に無関係です。
3. AMPキャッシュ
一方のスマホの場合は、切り替わりに時間がかかっていました。

10日ほどかけて、緩やかに新しいアドレスの形式に移行しています。
例えば、変更して3日後の「ページごと」の集計(モバイル)を見てみると、変更前後のアドレスが混在しているのがわかります。

このような違いがあるのは、「AMP(Accelerated Mobile Pages)」が関係しています。
検索エンジンは、スマホ用に高速で結果を表示するために、簡易ページを「AMPキャッシュ」として保持しています。スマホで検索した場合、検索結果はページそのものではなく、「AMPキャッシュ」に誘導されます。
しかし、これも一応ページへのアクセスなので、Googleアナリティクスでは、ちゃんと集計されます。しかし、このアドレスは以前の形式のURLになります。
つまり、この1週間ほどの期間は、AMPキャッシュが更新されるのにかかった期間ということになります。
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