教室に来られる方に伺うと、
「スマホは、電話とメールができたら十分です」
という話をよく聞きます。
その通り! スマホはただの道具。
必要最低限 利用できたら、それで十分です。

うんうん、あれこれ必要のないことを教わって、時間やお金がかかるのも、正直 嫌だもんねぇ。
1. 大人は相手に迷惑をかけたくない
とはいえ、それでも相談に来られるのは、その電話とメールが「意外と難しい」からではないでしょうか?
画面・操作の難しさも もちろんあると思いますが、それ以上に「相手のあるやり取り」ということも大きいです。
スマートフォンは、ほかの機械と違って、間違えたら相手に迷惑がかかるので、なかなか一人で練習しにくいものです。

確かに、なかなか一人ではわからないボタンを押せないよー
これが 子どもの場合だとゲームなどから慣れていきます。「他人」とはつながっていないので、あまり迷惑を考えることもなく、使い始めていきます。ある意味、スマホに慣れにくいのは、人間関係も一因なのかもしれません。
2. 電話・メールは ここでつまづく!
電話やメールに関して、よく質問のある内容を見てみましょう。
「いつの間にか受信拒否になってしまった」(連絡先アプリ)
「電話の着信音やメールの通知音が他の人と同じだとわかりにくい」(設定アプリ)
「変なメールが来たけれど、どうしたらいいか不安」(迷惑メールの区別)

そうそう、ちょっとしたことでつまづくんだよね。
よく質問を見てみると、電話・メールそのものというよりは、設定の仕方とか、セキュリティの話なんです。結局、スマートフォンを使っていると、システム設定やインターネットの仕組みを知らないでは済まされないんですね。
これらのトラブルを解決していくと、問題の背景にある「基礎知識」に気づくことができます。電話・メールの困りごとを解決していくうちに、連絡先の見方や設定アプリの使い方がわかるようになるのです。
3. 知りたいことだけ学習すれば大丈夫
ちいラボでは、このように、システム設定やインターネットの仕組みを、「一から順番に勉強する」のではなく、「つまみ食い」をしながら学習しています。
でも、一度で覚える必要はありません。
スマートフォンは生活に根ざしているので、使っていると必ず似たようなトラブルに何度も遭遇します。もし忘れてしまっても、そのたびごとにスマホの仕組みが理解できるようにリードしていくのが、教室の役割だと思っています。

おんなじ質問を何度もしてもいいんだね。

むしろ、そのたびごとに少しずつ新しいことを学習します。
実は、「一から順番に勉強する」スタイルでは、うまくいかない理由がもう一つあります。それはスマホ自体がどんどん変化していることです。習っても、使う頃には変わってしまいます。
変化するものは、変化するまま受け入れていくのが、自然なのかもしれませんね。
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