ネットで 中古のiPad(第4世代)を買いました。
しかし、アカウント設定をしたところ、「設定できませんでした」と表示されました。
たぶん2012年の製造です。古い機種だからなのでしょうか?
ちなみにSIMカードなしで、Wi-Fiでインターネット接続してます。
これは、「サポート期間が終了している」ことが原因です。機械としては動作しても、実用できないのです。
スマホやタブレットは、インターネットとの連携が必須なコンピュータです。中古の場合、特に5年以上前の機種を購入する場合には、十分に注意してください。
1. iOSとApple ID
iPadでは、基本システム(iOS)がAppleサーバとやり取りをして、Apple IDのアカウント設定をしています。
しかし、iPadの iOSが古いと、Appleサーバとのやり取りが ちぐはぐになってしまうことがあります。
iPad 第4世代(2012年)は、基本システム iOS 6(2012年)でスタートして、iOS 11(2017年)でサポート対象外になってしまいました。
ちょうど iOS 11の前後で 2段階認証のセキュリティの仕組みが変更されています。
それまでの「2ステップ認証」から「2ファクタ認証」になりました。
古いiPadでは認証方法が古いために、アカウントを登録するときに弾かれてしまっているのかもしれません。
iPadの中にある「登録申込み用紙」が古いままで、Appleに送っても却下されてしまうのね。
2. iPad 第4世代と第5世代の差
iPadは毎年モデルチェンジしているわけではありません。実は第4世代(2012年)と第5世代(2017年)の間には、5年もの間隔があります。5年の差は大きいです。
3. アプリのサポート期限
ただ仮にApple IDを設定できた場合でも、実用は難しいかもしれません。すでに多くのアプリが対応していないからです。
現在は、iOS 13以上でないとインストールできないアプリが増えています。
アプリを使おうにもダウンロードできないものが多くて不便に感じると思います。
iPadは、アプリがないと使い物になりません。ほとんどのアプリがサポート期間が5年ほどで、それ以前の機種では使えなくなってしまう場合が少なくありません。
それ以前の機種を購入する場合は、「カメラとして使うだけ」「動画をみるだけ」など、用途を割り切る必要があります。
4. 「iOSは最新」なのに…
やはり古いんですね💦
iPadには「iOSは最新」と表示されてます。
「iOSが最新」というのは、「サポート内の iOSの中で最新」という意味なので、現行の最新版のiOSではありません。
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