1. 「料金の支払い確認ができていない」というショートメールが届いた
「料金の支払い確認ができていない」というショートメールが届いたから、電話をしてみたんだけど、つながらなかったんだよね。
これって、放っておいても大丈夫かな?
これは「フィッシング詐欺」のメールですね。
電話をかけても、つながらなかったなら大丈夫です。
ご利用料金の支払い確認が取れておりません。
本日中に
050########
NTTファイナンスサポートセンター迄ご連絡下さい。
これからは、メールメッセージの電話番号には、注意していきましょう。
1-1. 自動メッセージの送信元パターン
確かに、企業からこのようなメッセージが来ることは少なくありません。
本物かどうか確かめるために、電話番号に注目してみましょう。
まずは、送信元の電話番号を確認します。
よく見ると「070」で始まる 携帯電話の電話番号です。
これまで企業からのメッセージを確認して、携帯電話の電話番号が使われているか見てみると、けっこうあります。
これだけでは、真贋の区別はできなさそうです。
1-2. コールセンターの電話番号
次は、書かれているコールセンターの電話番号に注目してみます。
これは、「050」で始める電話番号です。
「IP電話」です。
IP電話の番号は、固定電話に比べると少ない基本料金でもつことができます。
とはいえ、「IP電話」だからといって、企業が使っていないとは限りません。
2. 電話番号で検索する
不安なときは電話番号で検索するのがオススメです。
偽の電話の場合は、検索結果の上位に「注意喚起」の記事が並ぶことが多いです。
正しい電話番号なら、企業の公式サイトが表示されるので、わかります。
2-1. 実際にかけてみる
偽の電話番号と目星がついたところで、実際に教室の電話からかけてみました。
固定電話とスマホと両方で試してみましたが、すぐに「通話終了」になりました。
「この電話番号は現在使われておりません」や「電源が入っていないか電波の届かないところにあります」などの自動音声もならなかったので、番号そのものは「生きている」と思います。
ちょうど「着信拒否」のような応答でした。
通常は電話しないでください。
相手に電話番号を知らせてしまうことになり、迷惑電話などをかけられるリストに入ってしまう危険性があります。
ちなみに、読者が読んでいる時点で、「なりすまし番号」かどうかはわかりません。というのも、この電話番号が今後解約され、また別の人が利用する場合もあるからです。
もし、前の持ち主が悪用した電話番号だと困るね。
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