友達がiPhoneにアプリを入れようとしてくたんだけど、なぜか うまくつながらなくって……。
どうすれば、いいのかな?
iPhoneでは、アプリは「App Store(アップ・ストア)」から追加します。
たまにApp Storeにつながらないときがありますが、サインインし直すことで「仕切り直し」できることがあります。
1. App StoreとApple Storeの違い
そもそも、App StoreとかApple Storeとか、何が違うの?
iPhoneには、名前に「Store(ストア)」とついているアプリが3つあります。
「iTunes Store」は、もともと iPodなどで音楽やPodcastをダウンロードするためのサービスでした。今では音楽だけでなく映画なども購入できるようになっています。
「App Store」は、iPhone/iPadの「アプリ(Application Software)」を追加したり、更新したりするためのサービスです。
「Apple Store」は、Apple製品のネット通販です。iPhoneやMacbookだけでなく、イヤホンやGPSタグなども販売しています。
今回は、アプリを追加するから、App Storeだね。
iTunes Storeは、iPodの音楽をパソコンで管理していた人にはお馴染みかもしれません。
Apple Storeは、iPhoneの販売開始のニュースなどで実店舗は見かけますが、iPhone にもアプリとして入っているんですね。
2. App Storeにアクセスできない
「App Store」アプリを開いてみると、「App Storeに接続できません」と表示されていました。
この場合、いくつかの原因が考えられます。
「再試行」のボタンを押してもそのままです。
2-1. モバイルデータ通信
まず、一番に確認するのは、iPhoneのモバイルデータ通信が有効かどうかです。月のデータ使用量を使い切っていたり、間違って「機内モード」にしてしまっていたりして、インターネットにつながらなくなっていることは少なくありません。
見落としがちなのが、アプリごとの通信設定です。
iPhoneでは、アプリごとにインターネット通信の有効/無効を設定することができます。もし、App Storeが「無効」だと、接続できません。
2-2. システム障害
通信会社やAppleのサーバは、常時稼働していますが、たまに「システム障害」になる場合があります。
だいたい1日ほどで復旧するので、それまでは待つしかありません。
インターネットで検索して、システム障害がないか確認します。
2-3. Apple IDの認証エラー
ほかに考えられる要因が、Apple IDの「認証エラー」です。
iPhoneのシステム全体のApple IDではなく、App StoreのApple IDを確認します。
App Storeの右上のアイコンを押してみます。すると、自分のApple IDが確認できました。「サインイン」はできてはいるようです。
しかし、改めて「サインイン」し直すために、一度、赤い文字の「サインアウト」を押します。
Apple IDとパスワードを入力すると、無事にApp Storeを利用できるようになりました。
Apple IDのパスワードを忘れてしまっていると、直せません。
3. なぜ、サインインをし直す必要があったのか?
どうして、サインインできていたはずなのに、もう一度 パスワード入力が必要だったんだろう?
このように「サインインし直す」必要があるのは、認証の仕組みに理由があります。
毎回、パスワードを入力してサインインするのは大変なので、一度 パスワードを入力してサインインすると、一定期間アクセスできる「通行証」のようなデータがサーバから発行され、iPhoneに保存されます。App Storeのサーバは、iPhone内の「通行証」が有効な間は、それを確認するだけで アクセスを許可します。
しかし、サーバの更新などで「通行証」の仕組みが変わると、iPhone内の「通行証」は古くなってしまいます。
本来は、「通行証」がなくなると自動的にサインアウトされますが、iPhone内に「サインイン」の記録だけが残っている状態になることがあります。すると、「サインインされているはずなのにアクセスできない」ということになります。
そこで、いったん「サインアウト」して、「サインイン」し直す必要が出てくるのです。
このようにスマホにパスワードを覚えさせていても、定期的に「サインイン」を求められることがあります。必要に応じて、パスワードを入力できるように管理しておく必要がありますね。
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