どうして Windows XP でインターネットに接続できないの?【JWordプラグインが破損】(Let’s note CF-W7の場合)

どうして Windows XP でインターネットに接続できないの?【JWordプラグインが破損】(Let’s note CF-W7の場合)
どうして Windows XP でインターネットに接続できないの?【JWordプラグインが破損】(Let’s note CF-W7の場合)

家のパソコンをインターネットにつなごうとしたら、「プラグインが破損」というメッセージが表示されて進まないの。どうしてなのかな?

よく、「古いパソコンはセキュリティの問題があって、インターネットにつないではいけない」と言われますが、なんか腑に落ちないですよね。

今回は、Windows XP パソコンでインターネットに接続できなかった事例をもとに、実際にどんな問題点があるのか、みてみましょう。

ポイント
  • JWord プラグインは、サービス終了しているので、アンインストールする。
  • Internet Explorerは、セキュリティの問題があって、開発が終了した。
  • Internet Explorerは、更新が終了しているので、最新の機能を利用しているウェブページは表示できない。
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1. Windows XPで表示されたエラーメッセージ

インターネットを表示するために、「インターネット・エクスプローラー(Internet Explorer)」を起動しますが、確かにエラーメッセージが表示されて、画面が表示されません。

1. Windows XPで表示されたエラーメッセージ
1. Windows XPで表示されたエラーメッセージ

このパソコンは、Windows XPですね。

パソコンを確認してみると、2008年ごろの購入で パナソニックのLet’s note(CF-W7)。Windows XPとしては、最後の時期のパソコンです。

2008年といえば、すでに後継の Windows Vista も公開されていました。

しかし、あえて 一世代前の Windows XP に「ダウングレード」して使うケースもありました。

当時は、Windows Vista は、機能が不要な多すぎて、動作がわかりにくくて遅い、と考える人が多かったからです。

Windows(ウィンドウズ)は、パソコンの基本システムで、数年ごとにバージョンアップしています。

1. Windows XPで表示されたエラーメッセージ

1.1. JWordプラグインの破損

エラーメッセージを読んでみると、「JWord プラグイン」という箇所に問題があることがわかります。

1.1. JWordプラグインの破損

JWord プラグイン

ご利用中のJWord プラグインの構成ファイルの一部が破損しています。

[スタート]ー[コントロールパネル]ー[プログラムの追加と削除]メニューから、[JWord プラグイン]をアンインストールし、JWord プラグインを再インストールしてください。

まずは、「JWord プラグイン」をアンインストールしてみましょう。

1.2. 「JWord プラグイン」とは?

1.2. 「JWord プラグイン」とは?

「JWord プラグイン」って何?

「JWord プラグイン」は、インターネット・エクスプローラーのアドレスバーに、キーワード検索の機能を追加するプログラムです。

1.2. 「JWord プラグイン」とは?
JWord

「JWord」は、GMOインサイト社が2002年から提供している、インターネット検索サービス。

1.3. 昔はアドレスバーからキーワード検索できなかった

1.3. 昔はアドレスバーからキーワード検索できなかった

どうしてプラグインが追加されているんだろう?

今でこそ、ブラウザのアドレスバーに単語を入力すると、キーワード検索ができるものがほとんどです。しかし、Windows XPのころのインターネット・エクスプローラーには、そのような機能はありません。アドレスバーには、その名の通り URL(ページアドレス) しか入力できませんでした。

そこで、YahooやGoogleなどいくつかの検索サイトが「拡張機能(プラグイン)」として、アドレスバーでキーワード検索できる機能を提供していました。

プラグイン

プラグイン(plug-in)」は、インターネット閲覧ソフトに機能を追加するプログラムのこと。「アドオン(add-on)」ともいいます。

インターネット閲覧ソフトには、他の企業が提供している拡張機能(プラグイン)を追加できる特長があります。

JWord もそのような検索サイトです。フリーソフトと同梱されていたので、多くのPCで(半ば意図せずに)インストールされました。

しかし、2019年7月でプラグインのサービス終了しているので、今は正常に動作しません。

1.3. 昔はアドレスバーからキーワード検索できなかった

「JWord プラグインの構成ファイルの一部が破損」とありますが、これは、まだサービスが稼働しているときに作られたエラーメッセージです。ほんとうに構成ファイルが破損しているわけではありません。

検索サイトの方が対応していないために、プログラムがうまく動作しないわけです。

2. プラグインをアンインストールする

インターネット・エクスプローラーのプラグインは、Windowsシステムにインストールされているので、設定(コントロール・パネル)から削除できます。

2. プラグインをアンインストールする
2. プラグインをアンインストールする

後で説明しますが、プラグインを削除するのに、Windowsのコントロール・パネルから削除した、ということは大事なことなので覚えておいてください。

もし、Internet Explorerを実行中の場合は、JWord プラグインのアンインストールを実行する前に、終了するようにメッセージが表示されます。

2. プラグインをアンインストールする

JWordプラグインのアンインストール直後は、コンピュータを再起動するまでは、まだ一部のプロセスが残っています。再起動のときに、完全にアンインストールされます。

2. プラグインをアンインストールする

2.1. JWord プラグインの問題だけではなかった

2.1. JWord プラグインの問題だけではなかった

これで問題解決ね!

2.1. JWord プラグインの問題だけではなかった

ところが、そうでもないのです。

JWord プラグインの削除して、Internet Explorerを起動し直すと、依然としてページが表示されません。

今度は、「Internet Explorerではこのページは表示できません」というメッセージが表示されています。

2.1. JWord プラグインの問題だけではなかった
2.1. JWord プラグインの問題だけではなかった

アドレスバーや Wi-Fi接続の状態を確認してみても、問題ないはずなのですが……

アドレスバーにほかのサイトを入力してみると、一部表示できるページもありました。いろいろなパターンがあります。

2.1. JWord プラグインの問題だけではなかった
Internet Explorerでウェブページにアクセスした場合
  • 全く表示されない
  • ブラウザの更新を促すメッセージ
  • 画面のレイアウトが崩れて表示される

3. インターネット・エクスプローラーの問題点

3. インターネット・エクスプローラーの問題点

結局、もう Internet Explorerでは、インターネットに接続できないのね。

Internet Explorer(インターネット・エクスプローラー) は、Windows 95 からパソコンの「標準ブラウザ」として、少しずつ改修しながら利用されてきました。しかし、2015年、Windows 10 からは、Microsoft Edge に取って代わられます。

現在は、2013年10月に公開された Internet Explorer 11を最後に、更新が終了しています。

Internet Explorer 11は 互換性維持のため、Windows 10にも一応 残っています。

一般ユーザー向けのInternet Explorer 11のセキュリティ・アップデートは、2022年6月15日まで提供が予定されています。

3.1. アクセス権限が分離されていない(プラグインがシステムにインストールされる)

新しいブラウザが必要とされたのは、Internet Explorerには 改修では解決できない根本的な問題点があったからです。

3.1. アクセス権限が分離されていない(プラグインがシステムにインストールされる)

それは、「プラグインの追加方法の設計」です。

Windows XPのころまでは、今に比べて「セキュリティよりも便利さ」が重視された傾向がありました。

Internet Explorerには、拡張機能を簡単に追加できる プラグイン の仕組みが開発されたのですが、プログラムをインストールするときに、パソコンのシステムに組み込まれる、という設計になっていました。

この設計は、Windowsの広範な機能を利用できるため、便利なプログラムを開発しやすい利点がありましたが、問題もありました。もし、間違って「悪いプログラム」をインストールしてしまうと、システム全体を乗っ取ることができてしまったからです。もちろん、ウイルス対策ソフトがあれば、「悪いプログラム」を判定してブロックできますが、「何が悪いプログラムなのか」という判定には、どうしてもミスが起こります。

これは、プログラムごとに「アクセス権限」を管理する仕組みが、それほど整備されていなかったからです。

3.1. アクセス権限が分離されていない(プラグインがシステムにインストールされる)

昔のパソコンは、「オールマイティ」なプログラムを作りやすく、その分ウイルスプログラムも強力でした。

現在のブラウザでは、プラグインはシステムではなく、ブラウザ内に追加されるため、ブラウザの外のデータには直接アクセスできない設計になっています。また、ブラウザで提供する機能も、プラグインやウェブページごとに「権限」を「許可・ブロック」の選択ができるようになっています。

3.2. 最新のページを表示できない(描画エンジンが古い)

Internet Explorerは、2013年以降 機能の追加が止まっています。これは、その後のインターネット技術の進歩に対応していないことがあります。

スマートフォンの登場で、画面レイアウトを変更したり、ウェブページが動く仕組みが発展しました。これらの仕組みは、CSSJavaScriptという言語でウェブページに記述され、ブラウザが読み込んで処理・表示します。

ブラウザが古いままだと、最新のCSSやJavaScriptの記法に対応していないので、ウェブページが正しく表示できないわけです。

3.2. 最新のページを表示できない(描画エンジンが古い)

YouTubeのような動画が多いサイトが表示できないのは、これが理由ね。

3.3. 通信セキュリティの問題(暗号化通信がオプション)

もう一つの理由は、通信セキュリティです。

インターネットは、さまざまなコンピュータの「バケツリレー」で情報のやり取りをします。途中のコンピュータに通信内容を見られないためには、暗号化する必要があります。また、ブラウザには、パスワードなど個人データを記憶する仕組みがあります。

しかし、当時のパソコンは現在よりも性能が低く、通信データをすべて暗号化すると動作が遅くなってしまいました。そこで、必要なときだけ暗号化する、という方法が選択されました。ところが、この方法だと通信データやブラウザで記録される大事な場合でも、暗号化から漏れてしまう、というミスが頻発します。

3.3. 通信セキュリティの問題(暗号化通信がオプション)

入力したパスワードが途中で傍受されてしまったり、ブラウザに記録されたパスワードが読み取られてしまったりする問題がありました。

現在では、パスワードなどは、通常のデータと違って暗号化して記録するようになっています。

4. アップデートの限界

4. アップデートの限界

それなら、Windows XPをWindows 10にアップデートしたり、最新のブラウザにアップデートすれば、インターネットが使えるんじゃないの?

良い考えなのですが、実際には難しいです。

まず、古いパソコンの場合、Windows 10 をインストールすることができません。それは、パソコンが必要な性能条件(システム要件)を満たしていないからです。

プロセッサ: 1 GHz 以上のプロセッサまたは SoC

RAM: 1 GB (32 ビット) または 2 GB (64 ビット)

ハード ディスクの空き容量:16 GB (32 ビット OS) または 20 GB (64 ビット OS)

グラフィックス カード: DirectX 9 以上および WDDM 1.0 ドライバー

ディスプレイ: 800 x 600

Windows 10 のシステム要件

最新のブラウザをインストールするのも難しいです。プログラムは、基本システムの機能に依存しているので、Windowsのバージョンごとに、少しずつ微調整が必要です。多くのブラウザで、 Windows XP版がすでに提供終了になっているからです。

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