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Adobe Acrobat DCをアップデートしたら使用許諾が表示された【同意してもよい?】

インターネット小話パソコン基礎知識

パソコンでPDFファイルを開こうとしたら、「Adobe Acrobat DC がアップデート中なので数分お待ちください」と表示されました。 少しして再度 PDFファイルを開こうとすると、「Adobe Acrobatの使用許諾」に同意を求める画面が表示されました。

よくわからないので「同意しない」にして、閉じました。

しかし、再度 PDFファイル開くと、また許諾表示が出て、確か「同意しない」にしたと思います。

3度目また開いたら、今度は許諾表示されませんでした。

同意しなくても使用許諾の表示がなくなることはありますか?また、同意してよいものですか?

Adobe Acrobat を利用するには、使用許諾契約書に「同意」する必要があります。本来は中身を理解して同意するべきですが、現実的には なかなか難しいのも事実です。Adobeが名の通った企業であることから、そのまま「同意」している方も多いと思います。

ポイント
  • ソフトを使うには、「Adobe Acrobatの使用許諾」に同意するしかない。
  • 特筆すべきはパーソナライズ広告の表示のために、アクセスデータを一部収集している点。
  • 個人を「特定」するほどではないので、そこまで心配する必要はない。

契約書なので「読まないでいいですよ」とは言えませんが、読み解く手がかりになれば嬉しいです。

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使用許諾に同意しないと使えない

使用許諾は同意しないとソフトを利用することはできません。

Adobe Acrobat Reader DC ダウンロード | 無料の Windows、Mac OS、Android 向け PDF ビューア

ソフトウェアをダウンロードしたり、利用開始する際に、「ソフトウェア使用許諾契約書」が表示され、同意が必要になります。

今回のAdobe Acrobatでは「更新」しているので、すでにこれまでに使用する際に使用許諾に同意していたはずです。「更新」のタイミングで、変更点なども含めて改めて使用許諾が表示されているわけです。

使用許諾契約は法律の下にある

よく読まないで「同意」してもいいの?

といっても、何が書いてあるのかピンと来ないんだけど。

実生活では、すべての契約書を読む時間を取るのは、なかなか難しいですよね。

もちろん、よくわからないまま使用許諾に同意するのは、気持ち悪いです。

ただ、利用許諾は一般の法律の下にあるので、それだけで「悪魔の契約」のように なんでも許可したことにはなりません。

大企業の場合、公開されている使用許諾契約書に不審な点があると、報道等で問題になりますし。

また、パソコン・スマホの場合は、あらためて「同意」というボタンがあるのでびっくりしますが、実は 一般の買い物でも「説明書の注意書き」などに暗黙のうちに「同意」していることになっています。

逆に言うと、相手の素性がよくわからない場合には、きちんと契約内容を確認する必要があります。これも、一般の商品と一緒ですね。

「拘束力のある契約」

とりあえず、大事なポイントはどこなの?

Adobe Readerの使用許諾契約書を見ると、どの項目もライセンス契約では一般的なものです。かんたんに要点をまとめます。

アドビの Reader ソフトウェアライセンス契約

Adobe Readerのライセンス契約は、頻繁に更新されているので、必ず最新のものを確認しにいくようにしてください。

Adobe Readerでは、特に「拘束力のある契約」として以下の5項目を冒頭に挙げています。

アドビの Reader ソフトウェアライセンス契約

全部の項目を確認するのは大変でも、この部分だけは読んでおくとよいでしょう。

アドビの Reader ソフトウェアライセンス契約
  • 第3条…ソフトを勝手に他人に使わせるのはダメ。
  • 第5条…むやみに権利を他人に貸与・譲渡してはダメ。
  • 第7条…ネット広告が表示され、プライバシー情報を利用することがある。
    • Adobeサーバに接続して自動更新を確認する。
    • Falsh PlayerやAdobe AIR のプログラム用にストレージ・接続を許可する。
    • 保護コンテンツにアクセスするときに使用権情報を送信する。
    • Adobeオンラインサービスの提供範囲。
  • 第1条1項…保証の免責。利用結果については保証できない。
  • 第10条と第17条…存在賠償の責任は負わない。

パーソナライズ広告とアクセス情報

5項目のうち、プライバシーが気になる人にとっては、第7条の「パーソナライズ広告」に関する規約が特に重要だと思います。

簡単に言えば、
(1)PDFファイルを表示するときに、ネット広告が表示されることがあります。
(2)ネット広告主にIPアドレスなどのアクセス情報が送信されます。
(3)その情報を元に興味を分析して、広告内容を変更します。
ということです。

7.1 PDFファイルの使用

本ソフトウェアを使用して、広告の表示を許可された PDF 文書を開くと、ご使用のコンピューターは、アドビ、広告主、または他の第三者によって運営される Webサイトに接続する場合があります。この場合、お客様のインターネットプロトコルアドレス(以下、「IPアドレス」といいます)が送信されます。当該サイトをホストする当事者は、開かれた PDF ファイル内またはその付近に表示される広告または他の電子的なコンテンツを送信する(または「送達する」)技術を使用する場合があります。Web サイトの運営者はまた、JavaScript、Web ビーコン(アクションタグまたはシングルピクセル gif とも呼ばれる)と他のテクノロジーを使用して、広告の有効性の向上や測定、および宣伝内容のパーソナライズ化を行う場合があります。(後略)

  • アドビの Reader ソフトウェアライセンス契約
  • こういう規定を根拠に、アクセス情報などを収集しているんだね。

    「アクセス情報を収集する」という気味が悪く感じるかもしれませんが、現在はAdobeだけでなく、広告表示をする多くのソフトウェアにこのような規定があります。

    個人名を特定して記録しているわけではなく、あくまで「そのパソコン」でアクセスする項目を記録・分析しています。

    同意はどこに記録される?

    インストール後に起動すると、使用許諾契約の画面が出ますが、この同意はWindows PCの場合は「レジストリ」に記録されます。

    Acrobat Readerのレジストリ情
    • キー:HKEY_LOCAL_MACHINE¥Software¥Adobe¥Acrobat Reader¥DC¥AdobeViewer
    • 値の名前:EULA
    • 型:REG_DWORD
    • 値の内容:1(同意する)

    この値が有効だと、使用許諾契約書の画面は出てきません。

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