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【注意喚起】Facebookの電話番号が5億人分も流出していた事件を考える(2021年3月)

【注意喚起】Facebookの電話番号が5億人分も流出していた事件を考える(2021年3月)

Facebookアカウントの電話番号データなどが、広範囲に流出しているというニュースがありました。

不正に入手した電話番号を使った、詐欺メッセージが増える可能性があります。

ポイント
  • Facebookサーバから個人データが流出している。
  • 電話番号を利用した詐欺が増えるおそれ。
  • 電話番号を登録しないこともできるが、反対に二段階認証ができなくなるリスクも生じる。
  • インターネットに入力する情報は、必要最小限にする。
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1. 詐欺メッセージを防ぐ2つの心構え

もし、急に電話やSMSにセキュリティの警告が知らされても、まずは落ち着いて対処しましょう。

一番かんたんな対処法💡

①「いったん、こちらからかけ直します」と伝える(電話の場合)
②ウェブサイトには自分で検索してアクセスする(SMSの場合)

たったこれだけでも、かなりの詐欺を防ぐことが出来ます。

2. どんな名簿データが出回っているのか?

もう少し詳しく、情報元を確認してみましょう。

今回、国際的な情報流出を警告しているのは、イスラエルのセキュリティ企業のAlon Gal氏です。

どんな名簿データが出回っているのか?

「世界中のFacebook利用者の個人データが、ネット上で不正に取り引きされている」ということで、出回っている名簿データのスクリーンショットを明らかにしています。

流出しているFacebookの名簿データ
出典:Alon Gal(Twitter, 2021年3月30日)

これらのデータは、アカウント設定やプロフィールに登録されているデータと見られます。

Facebookの個人データ
Facebookの個人データ

名前と電話番号、連絡先メールアドレスなどがセットになって流出してしまっていることから、それを利用した詐欺や二次的な不正アクセスを警告しています。

情報は「販売」されていて、ここから犯人につながる可能性はありますが、一度 流出してしまった情報は元には戻りません。

特にFacebookは実名のSNSです。

本当にこれはヒドイです。これだけ大規模の電話番号が流出するのは、データ管理側の脆弱性が悪用された懸念があり、個人では防ぎようがありません。

5億人という大量の名簿で、もう何をどう考えたらよいやら、困ってしまいます。

使っていないアカウントは、きちんと退会しないといけない、と背筋が凍る思いです。

3. いまさらながらFacebookから電話番号を削除してみる

今さらですが、Facebookのアカウント情報から電話番号を削除しました。

ただし、2段階認証ができないのもリスクがあります。管理方法を考えないといけませんね。

それぞれリスクがある
  • 電話番号を登録する場合
    サーバが不正アクセスされたときに、重要な個人情報が流出するリスクがある。
    (今回のケース)
  • 電話番号を登録しない場合
    個人がパスワード流出した時に、Facebookで不正アクセスで乗っ取られるリスクがある。
    (二段階認証で防げない)

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