

QRコードってなんなの?
読み取ると知らないうちにお金がなくなったりしそうで怖い。
QRコードを読み取ると、「パっ」と画面が切り替わったり、支払いができたり、まるで魔法みたいです。
しかし、QRコードそのものは、文字を表す「符号」です。読み取るだけで、何か情報が抜かれる、というような怖いものではありません。
QRコードは誰でもかんたんに作ることができます。一度 作って見ると、意外と怖くないものだとわかります。


QRコードを作る必要は少ないと思いますが、やってみると仕組みがわかりますよ。
誰でも QRコードが作れる「QRQR(クルクル)」
QRコードを作成するアプリやサービスは、たくさんあります。
今回は、スマホでも操作しやすい「QRQR(クルクル)」というアプリを紹介します。






試してみて、ほかのQRコードリーダーに比べて、認識が圧倒的に速くて、びっくりしました。
「QRコードリーダーはどれも同じ」ではないんですね。
QRQRアプリのインストール
まずは、QRQRアプリのインストールです。利用規約とプライバシーポリシーに同意します。


QRコード読取りには、カメラ機能が必要なので、権限を許可します。これで読取りできるようになります。


QRQRの基本機能は5つあります。


今回は、「QRコード作成」を利用します。
「ありがとう」をQRコードに
「ありがとう」という文をQRコードにしてみます。


こちらが、できあがった「ありがとう」のQRコードです。


QRコードを保存するには、「デバイス内の写真やメディア」へのアクセスを許可します。
保存したQRコードの場所を見てみると、
にありました(Androidスマートフォンの場合)。


作成したQRコードを読み取る
作成したQRコードを、QRQRアプリで読み取ってみます。


もちろん、LINEアプリなど、ほかのQRコードリーダーからも読み取れます。


文字列とコード(符号)を行き来する
いろいろな文字列をQRコードにしてみると、文字数によって複雑さも変わるのがわかります。
文字列をQRコードにすることを「符号化(エンコード:encode)」、
QRコードから文字列に戻すことを「復号(デコード:decode)」といいます。




ほんとに文章がコードになっているのね。
日常生活を見渡してみると、符号化されたものはたくさんありますよ。


これらの「符号」と同じで、QRコードは情報を伝えるための道具です。
とくに怖がる必要はないのです。
リンクをQRコードにする
QRコードでウェブページを見たり、支払いや友だち追加などができるのは、文字データの中身に意味があるからです。
それが、「リンク」です。
例えば、ウェブサービスのアドレスをQRコードにすれば、読み取ってそのページを表示してもらうことができます。


「エイチ・ティー・ティー・エス…」と説明するよりも、手間なしですね。
名刺やショップカードでQRコードが利用されるのは、ホームページや電子メールアドレスを入力してもらうためです。
QR決済のQRコードは口座番号
PayPayやLINE Payなど「QR決済」も一緒で、中身は 決済サービス会社へのリンクになっています。
銀行の口座振替の場合は、自分の口座番号を記入して、銀行印を押しますよね。
口座番号を指定して、本人確認ができれば、支払いに使うことができます。
QR決済は、これと一緒なんです。
銀行印に当たる本人確認はスマートフォンのログインです。QRコードは、口座番号と本人確認をセットにした情報なので、振替用紙に当たるわけです。


つまり、QR決済で重要なのは、「自分で QRコードを表示した」という部分です。
QRコードの生みの親は「デンソー」
QRコードを開発したのは、デンソー(愛知県)の技術者、原昌宏さんです。QRコード部門は、現在では、「デンソーウェーブ」として分社化されています。
「QRコード」という言葉も、株式会社デンソーウェーブの登録商標です。一般名は「二次元コード」です。
「QR」というのは「Quick Response(即答:反応が速い)」の略になっています。


クロネコヤマトの「宅急便」が商標みたいなものね。


QRコードを作成するサイトはたくさんありますが、開発元のデンソーウェーブが関わっているのは「QRQRマネージャー(QRコードメーカー)」です。
登録無しで、QRコードを作成することができます。


「QRQRマネージャー」は、デンソーウェーブとアララが共同で公開しているウェブサービスです。
このアプリ版が、「QRQR」だったわけです。


QRQRが「広告なし」で公開できるのは、デンソーウェーブが QRコードの普及を進めているからです。無料の理由がわかると安心ですね。
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