デリバリーのUber Eatsは、珍しいものを気軽に頼めて楽しいのですが、まだ割高な印象があります。
ふだんと違った「特別な食事」という感じで利用しています。
その理由は、「配送手数料」です。
今回、「配送手数料」の意味について、勉強になりましたので、メモしておきます。
1. フードデリバリーの手数料の意味
しかし、普及する背景には、料金設定の妥当性があります。
食品配達の手数料の計算について、ビジネス・インサイダーに興味深い記事がありましたので、ご紹介します。
詳しくは、記事をご参照いただくとして、印象に残ったのは、「バリューチェーン組み換え」という考え方です。
消費者の立場からすると、自分の交通費にくらべると、配送手数料は割高に感じます。
すでに運営している飲食店がそのままフードデリバリーを行うと、売上の35%の手数料は大きな負担です。
これは、フードデリバリーを「追加する」場合です。
ところが、始めからフードデリバリーを主軸に店舗設計をすると、見え方が変わってきます。
UberEatsなどのフードデリバリーサービスが提供している価値は、配送だけではないことに気づきます。決済、ネット集客、交通費、ホール営業、などを代行していることになります。
フードデリバリーで「置き換える」場合です。
実際、「ゴーストレストラン」という厨房だけの飲食店が生まれてきています。
今後、社会に根ざしていくのかはまだわかりませんが、これまでは考えられなかったスタイルが生まれるのも、インターネットならではですね。
「配送手数料」は、配送だけの手数料ではない。
インターネットの仕組みは奥が深いですね。
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