スマホに変なメッセージが届いたんだけど、気持ち悪いです。
ショートメッセージ(SMS)は、電話番号だけで送ることができるので、迷惑メッセージが来ることも多いです。
SMSの「ブロック」の仕方を練習してみましょう。
BASIO3、「+メッセージ(SMS)」アプリ
1. SMSに届いた迷惑メール
スマートフォンの「+メッセージ(SMS)」アプリに通知があるので、見てみると見慣れない電話番号です。
内容は、出会い系サイトのようなメッセージに、URLアドレスがあります。
〜さんからのメッセージが届いています。
—
はじめまして♪気になったので
メッセ送っちゃいました♡
もしよかっ……
メッセージの続き確認はこちら
→ https://bit.ly/〜〜
迷惑メッセージは、無視すればよいのですが、なんとも気味が悪いですよね。
1-1. 電話番号をブロックする
もし、気になるようなら、その電話番号からのメッセージを「受信拒否」することができます。
これを「ブロック」といいます。
これで、以後この電話番号からメッセージが送られてきても、受信拒否されます。
これで迷惑メッセージがなくなるわけではありません。電話番号を変えてランダムに送られて来るからです。
ブロックすると、メッセージの受信履歴からも削除されます。スッキリしました。
1-2. 「迷惑メッセージ報告」で通報する
ブロックは個人的な受信拒否です。それとは別に通報する方法もあります。
迷惑メッセージ報告
ユーザー情報と相手からの受信メッセージ(直近10件)を電気通信事業者などに送信します。
報告理由を選んでください。
この迷惑メッセージ報告では、電話番号だけでなく受信メッセージも通信会社に送信されます。
通信会社は、通報された情報から、無差別に送信する迷惑メールで、約款に違反していることが確認できれば、対処されます。
2. 怪しげな「短縮URL」について考えてみる
もし、この迷惑メッセージに「引っかかる」と どうなってしまうのでしょう。
アドレスにある「https://bit.ly/〜」ってなんですか?
これは、「短縮URL」というものです。
「https://bit.ly/」で始まるURLアドレスは、アメリカのBitly社が提供しています。Bitly社以外にも、いくつか短縮URLサービスがあります。
「短縮URLサービス」とは、長いURLアドレスを短くするサービスです。メッセージ送信するときに文字数を減らすことができるからです。
2-1. 短縮URLとリダイレクトの仕組み
例えば、Bitlyに、長い文字数URLアドレスを入力すると、短縮URLが発行されます。利用者は、この短縮URLをメッセージや投稿などで公開します。
短縮URLを見た人がクリックすると、まずBitlyのサーバーにアクセスします。すると、Bitlyのサーバーは、元の長いURLアドレスに自動的に誘導します。これを「リダイレクト」といいます。
もともと「短縮URL」は、文字数制限のあるメッセージ送信での利用のためのものですが、接続先のアドレスを隠すために利用されることもあります。
ですので、信頼できない短縮URLはクリックしてはいけません。
どこに連れて行かれるわかりません!
2-2. 怪しいアドレスの誘導目的は?
しかし、どうしても気になる方もいるでしょう。今回は、安全な端末でメッセージのリンク先をタップしてみました。
案の定というか、出会い系サイトに接続されます。
「メッセージ受け取り」をタップすると
「無料アカウント登録が必要です」と表示され、
「LINE友だち追加」へと誘導されました。
「LINE友だち追加」は「LINEアカウントとの連携」とは違うので、個人情報が出るわけではありませんが、これ以上は進まないことにしましょう。
怪しいリンクは最終的に
出会い系サイトの「LINE友だち追加」にたどり着いた
たくさんの相手に送信して、見込み客をリスト化していると考えられます。
こちらもどうぞ。
↑ 迷惑電話の対処。
↑ 迷惑メールのアドレスの見方。