とりとめもない話ですが、最近セキュリティ問題が話題になっています。
そんな中、たまたまTポイントをPayPayと連携するためにYahoo IDの登録をしたんですが、アカウントの作成に「電話番号」が必須になっていました。

Yahooといえば、以前はフリーメールのYahooメールを作るために取得した記憶があります。
以前は、特に何の個人情報も出さずに一人で何個もメールアドレスを取得することができました。
他にもTwitterでも電話番号の入力がデフォルトになっています(こちらはメールアドレスにも切り替えられますが)。

LINEやPayPayの登録も携帯電話番号が必須です。
メルカリで出品するにはクレジットカードの登録も必要です。
いつからこんなにインターネットに個人情報を入力するようになったのでしょうか。
「捨てメールアドレス」と仮面舞踏会のようなインターネット
以前(2000年代ごろ)は「インターネットサービス自体がまだまだ信用できない」感じがあったので、どちらかというとネットに個人情報を入力するのには抵抗がありました。
ちょっと怪しいな、というサイト登録なんかには、適当な「捨てメールアドレス」を作ってから、それで登録したりできたんですよね。
「匿名」とまでは言えませんが、「仮面」のように用途によってメールアドレスを使い分けることができました。
個人情報を守りたいし、本人確認はしてほしい
ところが、Yahoo IDも今やSoftBankのサービスを利用するときの基本的な会員資格になりました。TポイントやPayPayといった決済に関わる部分にも使われます。
今度は逆に「ユーザーの方が信用できない」ようになりました。犯人が適当なアカウントを量産して、悪さをするからです。
そこで、本人確認が重要になります。以前のようにノーチェックではアカウントを発行できなくなったんですね。
まとめ:顔の見えないインターネット
インターネットを使うとき、その画面の先の人がわからないことが不安になります。だからこそ、入力には慎重になりますし、ある程度ゆるく使えていました。
しかし、一方で実は自分自身も相手からは「顔の見えない人」。
例えば、電話番号やクレジットカードを持っているということで、身元のしっかりした人として扱われるんですよね。
サービスを利用するにあたって、自分の個人情報を開示することで、信頼を得る、そんな必要性が増えているんです。