LINEを使っていると、「知合いかも?」と勝手に友だち追加されてしまうことがあります。今回は、「LINEで勝手に友だち登録されてしまう」という理由を「サーバー」という仕組みから説明します。
LINEの「友だち自動追加」を確認する
まずは、自分のLINEアプリが自動的に友だちを追加する設定になっているか確認する方法を見てみましょう。
LINEの「友だち自動追加」の設定は「友だち追加」画面で確認する
「友だち追加」画面を表示するには、LINEアプリの「ホーム」の上部にある「友だち追加」ボタンをタップします。

「友だち追加」画面には「友だち自動追加」の項目があり、「オン」か「許可する」になっています。

LINEの友だち自動追加をオフにする
友だち自動追加を無効にしたい場合は、「設定を変更」をタップします。
「友だち」の設定画面になるので、「友だち自動追加」のチェックを外してください。

LINEの友だち自動追加をオンにする
逆に、「許可する」をタップすると、「友だち自動追加」を有効することができます。

自動で友だち追加するために端末の連絡先の情報をLINEサーバーに送ります。
送信された情報は暗号化され、友だち検索・不正利用防止の用途でのみ利用されます。[許可しない] [確認]
サーバーの仕組み
「端末の連絡先の情報をLINEサーバーに送る」とは、どういうことなのでしょうか?
まずはLINEとメールがどう違うか ということについて、説明していきます。
インターネットには「 サーバー 」 というコンピュータがたくさんつながっていて、いろいろなサービスを提供しています。
「サーバー」は、24時間ずっと動いている大きなコンピュータで、ホームページを見せたり、今回のようにメールを扱ったり、いろいろなシステムを動かしています。
例えばパソコンとか、あるいはスマートフォン、昔のガラケーでも 「 電子メール 」 を送ることができますが、このメールのデータはそれぞれの端末機械から、「 サーバー 」 という大きなコンピュータをいくつも経由して、相手のもとへ届きます。
例えばこちらでメールを作って送ると、まず「自分の契約しているインターネットプロバイダのサーバーに送られます。このような「 サーバー 」 という大きなコンピュータが世界中にありますので、そこを経由して最終的には相手が契約しているサーバーに届く、という仕組みになっています。郵便でいうと「 私書箱 」 みたいなものなので、送られたメールはサーバー上に保管されています。
送られた人のスマートフォンは、定期的にサーバーに接続して、メールが届いているか確認します。もし、メールが届いていたら、スマートフォンにコピーしてきます。これを「 ダウンロード 」 といいます。そこで、自分の所にメールが来たと、分かるような仕組みになってます。
メールは別の会社にも送ることができる
ポイントは、Aさんの使ってるサーバーとBさんの使ってるサーバー、会社が違っていてもやり取りをすることができる、ということです。
メールの場合は専門用語でいうと「 プロトコル 」 、つまりメールを送る時の共通の約束事あるので、会社をまたいで送ることができます。
Eメールアドレスには、「abc@docomo.ne.jp」のように、後半の部分がどの会社のサーバーに入っているか、ということを表しています。
つまり、メールアドレスは、どこの会社のサーバーの、どの名前の私書箱という組み合わせで、宛先を指定しています。