「地域によって地銀や信金の店舗数が違うから、湖東から湖南に来ると不便になる」という話をしていたんです。
そしたら、銀行の常識も変わってきたことに気づいたので、その話をしたいと思います。
1. 取引銀行だとATMの手数料が安い
確かに、違う銀行のATMで引き出しをすると、手数料がかかるので、なるべく取引銀行に行きたいですよね。
地図をみるとATMそのものはたくさん設置されていますが、取引銀行のATMがあるかどうかが重要ですよね。
2. もうATMを探さずともよい
ところが、「キャッシュレス」を利用するようになると、話が変わります。
そもそもATMで「引き出し」する機会が減るからです。
「なんとかペイ」に銀行口座を連携して、必要に応じて「チャージ」すれば買い物ができます。
そうなると、どの地銀・信金の口座でも一緒です。
これが地方銀行にとって明るい未来なのか、暗い未来なのかわかりませんが、大きな変化なのは確かです。
都市銀行のような店舗やATMのネットワークがなくても、都市銀行と同じように どこででも決済に利用できることは、地方銀行にとってはプラスです。
3. 公衆電話はどこへ?
一方で、いつまでも身近な金融機関があるかどうかは不透明です。
今は 公衆電話を探すのは大変になりましたよね。
これは携帯電話が普及して、利用されなくなったからです。
利用者が少なくなると、維持できなくなってしまいます。
しかし、携帯電話を持たない人は、反対に外出中に電話をするのが大変になりました。
キャッシュレス決済が普及すると、同じような事が、金融機関の店舗やATMにも起こることが考えられます。
4. キャッシュレス決済を使いこなせるのか?
スマートフォンを持っている人でも、「お金がからむ決済アプリは使わないようにしている」という声は多いです。
「キャッシュレス決済」は、セキュリティやパスワード管理など、使う上で心配があるからです。
確かに、加齢とともに判断力が衰える心配がある中で、きちんと管理できるか不安になるのは切実なことです。
そうかといって、そのままでいても、新しい技術に合わせて社会そのものが変わっていきます。
これから、どのように付き合えば、安心して暮らしていけるのか、よく考えたいものです。
最後までお読みいただいて、ありがとうございます。
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