ちょっといまさらですが、先日 Uber Eats(ウーバーイーツ)ではじめてデリバリーを注文した話です。
- Uber Eatsの登録の仕方について、丁寧に説明してみました。
- ついでにパスワード自動生成や、アカウント接続についても触れています。

1. Uber Eatsのデリバリーの仕組み
Uber Eatsは、お客さんとレストランとドライバーの3者をつなぐ、デリバリーサービスです。

- レストランは、Uber Eatsにメニューを登録します。
- お客さんは、Uber Eatsで商品を注文します。
- ドライバーは、Uber Eatsに登録して待機します。
注文があると通知があり、レストランで商品を受け取り、お客さんに配達します。

お客さんがUber Eatsで支払った代金は、
Uber Eats、レストラン、ドライバーの
三者で分配されるのです。
1-1. 急にクレープを食べたくなった
そもそもUber Eatsでデリバリーを頼もうと思った きっかけ は、家族でおやつにクレープを食べたくなったことです。
コンビニでクレープを買ってもよいのですが、せっかくの休日。
みんなでお店のクレープを食べたいですよね。

インターネットで探してみると、一番近くでも家から自転車で10分以上。
家族4人分のクレープを買って、ぐちゃぐちゃにせずに戻ってくる自信がありません。
ということで、いま話題(少し落ち着いてきていますが……)のUber Eatsを使ってみることにしました。
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うちは自家用車がないので、外食しようとすると大変なんです。
移動中、高い確率でお腹を空かした子どもたちが ぐずり始めます(笑)
2. Uber Eats 登録までの流れ
まずは、注文までの準備作業です。
Uber Eatsに登録するまでの大まかな流れを説明します。
全部で7ステップです。

2-1. Uber Eatsアプリをインストールする
まずは、アプリをインストールします。
「うーばー」と入力するだけで、「Uber Eats」が候補に出てきます。



わたしはAndroidスマートフォンなので、Playストアで検索しました。

どうでもいいけど、「ゆーばー」じゃなくて「うーばー」なのね。
「uber」はドイツ語の「über(〜の上に)」という前置詞に由来します。
英語の口語では、「超すごい」のような意味で使われます。
例えば、”uber-expensive car”だと、「超高い車」という意味になります。
2-2. 電話番号の入力と確認
アプリのインストールができると、電話番号の入力画面です。
携帯電話の番号を入力します。


固定電話はダメなの?
SMS(ショートメッセージ)を受け取る必要があるので、携帯電話番号にしてください。
「OTPコードを入力してください」
電話番号を登録すると「OTPコードを入力してください」という入力欄が表示されます。

SMSで送られてくる4桁の確認コードを入力することで、登録した電話番号が本人のものか、確認します。
「OTP」は「One-Time Password(使い捨てパスワード)」の略です。
有効期限が短い、一度しか利用しないパスワードです。

最近はスムーズで、SMSが届いたら自動的に確認コードが入力されて、次の画面に進みました。
2-3. アカウントを作成する
Uber Eatsをはじめて利用する場合は、ここでアカウント登録です。

メールアドレスで登録するか、SNSのアカウントを使用して接続してください。
アカウントの「接続」とは?
最近は、アカウント登録で、GoogleやFacebookのアカウントと「接続」するという選択肢が用意されています。
メールアドレスとパスワードを決める代わりに、すでに取得しているアカウントを指定します。
アカウントの連携の許可を聞いてくる画面になるので、「許可」すれば登録完了です。
○ アカウント作成がスムーズで便利
× 元のアカウントが使えなくなると芋づる式に使えなくなる
2-4. メールアドレスとパスワードを決める
今回は、基本に従って メールアドレスを入力する方法でアカウントを作成します。
メールアドレスを入力して、パスワードを作成します。

Androidのパスワードの自動生成
ここで、Androidの「パスワードの自動生成」について説明しておきます。

Android 8.0(API レベル 26)以降には、「自動入力サービス」という機能があり、自分のGoogleアカウントでパスワードを管理することができます。
- Androidスマートフォンでは、パスワードを入力しようとすると、キーボード上に鍵のマークが表示されます。
- 鍵をタッチすると、スマートフォンは、そのURLアドレス用に保存されているパスワードを探してくれます。「安全なパスワードを自動生成」をタッチします。
- 「推奨パスワード」として自動生成されたパスワードが表示されます。「パスワードを使用」をタッチすると、入力欄にパスワードが入力されます。
以後、ログインするときも、同じGoogleアカウントであれば、管理されているパスワードを入力することができます。
これを「パスワードの自動入力」といいます。
Googleサービスに大きく依存してしまうことになりますが、この機能を利用するとパスワードを意識しなくても、安全にウェブサービスを利用できます。
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わたしの場合は、一応 出てきたパスワードを自分でもメモしています。
2-5. 名前を入力して、利用規約に同意する
名前は、Uber Eatsで配達される宛名になりますので、ニックネームはダメです。

2-6. 受け渡し場所を指定する
「受け渡し場所」というと、なんか刑事ドラマみたいな感じですが、要は配達先住所です。
Uber Eatsでは自宅以外にも、職場などいくつか配達先を登録することができます。
「位置情報へのアクセス」を許可すると、現在地の住所が選べます。

「配達の詳細」を入力する
位置情報からある程度、住所が入力されているので、細かな番地や部屋番号を追加して、住所を完成させます。

ということで、これで登録は完了です。
Uber Eatsアプリの通常の画面になりました!

ここから、実際に注文をしましたが、少し長くなったので、続きは別の記事にしたいと思います。

「パスワード自動入力」や「アカウント接続」など、ちょっと脇道に逸れてしまいましたね。
2-7. メールアドレスの認証
おっと、そういえば、メールアドレスを登録したので、正しいメールアドレスか確認する必要がありました。
「メール」アプリ(わたしはGmailでした)を見てみると、Uberから「確認メール」が届いています。
「メールアドレスを確認する」をタッチすると、インターネット画面になって、「メールアドレスの認証が完了しました」と表示されます。

3. そもそもUberって何の会社?

あれ? このホームページはUberだね。
Uber Eatsのページじゃないんだ……
Uber と Uber Eatsの関係を少し説明しておきますね。
英語の 「uber」は「すごい」という意味だと説明しましたが、
「Uber」は米国ウーバー・テクノロジーズ社が運営する、配車サービスです。
Uber Eatsを利用するにも、Uberの会員になるわけです。
3-1. タクシー配車とシェアリング・エコノミー
Uberの原点は、タクシーの配車サービスです。
日本では未登録のタクシー営業が認められていないので、タクシーの配車サービスになっていますが、アメリカでは個人でもタクシー側で登録できます。
自動車と時間のある人が、自動車のなくて困っている人に、自動車移動そのものを提供できるようにします。
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これまでも、使っていない車を貸し出す「カー ・シェアリング(自動車の共有)」というサービスがありました。Uberは、さらに一歩進んで、動いている車を貸し出す「ライド・シェアリング(乗車の共有)」というサービスになっています。
このように、インターネットを使って、活用されていない資源を必要とする人に結びつける仕組みを「シェアリング・エコノミー(共有の経済)」といいます。
3-2. Uber Eatsは「出前」をシェアする
Uber Eatsは、Uberの一部門で、「出前サービス」です。
しかし、これも「シェアリング・エコノミー」の一つの形です。
Uber Eatsの特徴は、利用者が配達側になれることです。
ドライバーがスキマ時間で出前配達を請け負うことができるんです。

Uber Eatsは、ドライバーと出前注文を結びつけることで、社会価値を生み出しています。
一方で、一般人(いわば素人)が出前配達をすることに対して、品質や安全性の問題も指摘されています。
・スピード重視で安全運転がおろそかになりやすい
・配達者と注文者が相対することでトラブルになる危険性がある(特に若い女性など)
3-3. Uberの金融サービス「Uber Money」?
そういえば、アメリカではUber Eatsのドライバー向けの決済サービス、「Uber Money」も始まっています。
Uber Moneyは、UberやUber Eatsのドライバーが、稼いだお金をアプリに貯めて、買い物に使えるという決済サービスです。

メルカリのメルペイみたいですね。
これまではドライバーは、稼いだお金をいったん銀行などに送金して、換金する必要がありました。
決済サービスと連携すると、送金手数料が不要になりますし、すぐに支払いに使用できます。

個人間の取引は、まだまだ未成熟のサービスです。
これからいろんなトラブルが出てくると思いますが、その都度 対処しながら成熟に向かっていくのだと思います。
ぜひ、試してみてください。
こちらもどうぞ。

