- スマートフォンは、通信インフラ企業(キャリア)と基本システム(OS)企業の組み合わせによって支えられています。
- キャリアは通信サービスだけでなく、決済やポイントなど生活全般に関わるサービスを提供しています。
- OSはAndroidとiOSの2種類があり、操作方法やアプリの互換性に違いがあるため、ユーザーは自己管理が必要です。
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スマートフォンを使っていると避けては通れないのが、基本システムのこと。
今回は、通信インフラと基本システムという2つの軸で、整理してみたいと思います。
1. スマートフォンの土台を支える企業の「掛け算」
スマートフォンの「土台」を支える企業は、2つのグループに分けることができます。
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スマートフォンを使う場合は、まず この2つの組み合わせを選ぶことになります。
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いずれの企業もたくさんのサービスを運営しているので、なかなかややこしいです。
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通信インフラは、代表的な3大キャリアだけでなく、YモバイルやUQモバイルなど格安SIMを提供する企業もたくさんあるね。
1-1. 通信インフラ企業の広がる役割
ドコモやau、ソフトバンクなど携帯会社を「キャリア」といいます。
主に携帯電話の利用するときに契約し、毎月、通信料を支払いますよね。
しかし、「キャリア」のサービスはほかにもいろいろあります。
いまや通信キャリアは、生活全般の消費活動に関係する企業になっているわけです。
スマートフォンのホーム画面を見ると、キャリアのアプリがはじめからたくさん入っています。
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例えば、auなら、au Payやau かんたん決済、au Pay Marketなど、auユーザーのためのサービスがあります。
2. システムの土台を支えるAppleとGoogle
スマートフォンは iPhoneとAndroidに2分されます。
これは基本システム(OS)の違いです。
スマートフォンの基本システムでは、iOSとAndroidの2つが定番で、それを開発しているのが Apple と Google です。
- Appleは自社でスマートフォン(iPhone)を作っていて、他社にはiOSを提供していません。
- 一方、Googleは他のメーカーにAndroidを提供して、スマートフォンを作ってもらっています。
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もっとも、最近は Googleも独自のスマートフォン(Pixelシリーズ)を販売しているよね。
2-1. 基本システム(OS)で何が違うの?
基本システムによる大きな違いは2つあります。
iPhoneとAndroidスマートフォンでは、基本的な操作方法が違います。
ボタンの配置や設定の仕方などが異なります。
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傾向としては、iPhoneの方が「シンプル」で、Androidの方が「細かく設定できる」と言われます。
しかし、最近はあまり違いがなくなりました。
どちらが使いやすいとかはあんまりなくて、結局は使い慣れたものの方が使いやすいと思います。
2-2. データの引き継ぎのしやすさ
スマートフォンを買い換えるときに、ほとんどの人が同じ基本システム(OS)の機種を選ぶことになります。
その理由は、データの引き継ぎです。
設定などもやり直す必要があるだけでなく、購入したアプリを引き継げないことも要因です。
Androidで購入したアプリは Androidスマートフォンでしか使えず、iPhoneで購入したアプリは iPhone・iPadでしか使えません。
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つまり、一度iPhoneを使ってアプリを購入したりすると、あとからAndroidスマートフォンに変更するのは、ちょっともったいないのです。
3. [まとめ] 組み合わせがあるからこそ、自己管理が必要
一般的な家電機器は、販売店やメーカーが困ったときの相談に乗ってくれます。
ところが、スマートフォンの場合は相談しにくいのです。
スマートフォンでエラーやトラブルで携帯ショップに相談しても、「それは AppleやGoogleに聞いてください」と言われてしまうことが少なくありません。
これは意地悪をしているわけではなくて、他社のサービス内容については責任を持って対処しにくいからです。
スマートフォンには、GoogleやAppleの会員として利用しているサービス、docomoやau、softbankの会員として利用しているサービスがあります。
これらは、お互い相手の会員情報には基本的にはアクセスできないのです。
![[まとめ] 組み合わせがあるからこそ、自己管理が必要](https://chiilabo.com/wp-content/uploads/2021/08/sakurotu-ga-ru2.jpg)
スマートフォンを購入するときは、携帯ショップで登録してくれるので、全部 携帯ショップのサービスだと思うよね。
![[まとめ] 組み合わせがあるからこそ、自己管理が必要](https://chiilabo.com/wp-content/uploads/2020/09/instructor-m.png)
「スマートフォン」という一つのモノなんですが、複数の企業が協力して使うことができる、そのために使っている人が理解する必要があるんですね。
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