WordPressには有料・無料、さまざまなプラグイン・テーマがあります。
LiteSpeed CacheプラグインもWordPressプラグインの一つですが、使える場合とそうでない場合があるということだったので、理由を調べてみました。
1. キャッシュ化の仕組み
わたしがLiteSpeed Cacheプラグインを知ったのは、「サイトの接続スピードをあげよう」という調べ物をしていたときです。
サイトスピード向上には、いろいろな方法がありますが、そのうちの一つが「キャッシャ化」です。
インターネットのページでは自分のサイトだけでなく外部サイトのデータ(画像やスクリプトなど)を組み合わせて、訪問者に表示しています。
この「組み合わせ」を訪問者が来た時に毎回するのではなく、予め出来上がったものを用意しておくことで、スピードを速くしよう、というのが「キャッシュ」の考え方です。
「キャッシュ」というと「現金(cash)」を連想しがちですが、これは「cache」です。デジタル用語になる前は、「隠し場所、貯蔵所」などの意味でした。
データを予め用意しておいて、「貯蔵しておく」イメージです。
1-1. 一般的なキャッシュプラグインとLiteSpeed Cacheを選んだ理由
キャッシュ化のプラグインはいろいろあります。
一般的なキャッシュプラグインだと、WP Super Cache、W3 Total Cache、WP Fastest Cacheなど。
いろいろ迷いますが、利用しているレンタルサーバー(mixhost)のヘルプによると、「LiteSpeed Cache」がオススメ、ということで導入しました。
サイトの高速化には、サーバーに依存する部分がありますので、公式サイトの情報は大事。
2. そもそもLiteSpeedとは?
WordPressならLiteSpeed Cacheプラグインが使える、というわけではありません。
はじめは「有料のプラグインを、mixhostサーバーが標準で採用しているのかな」と思いました。
が、そうではないのです。
LiteSpeed Cacheを利用できるかどうかを決めているのは、レンタルサーバーのタイプです。
LiteSpeed Cacheとは、LiteSpeed Webサーバーで利用できるキャッシュ機能です。
WordPressでLiteSpeed Cacheを使用して高速化する方法
それなら、「LiteSpeed Webサーバー」ってなんなの?っていう話ですよね。
「LiteSpeedサーバー」は、一言でいうと「LiteSpeedはApache互換の超軽量・超高速な次世代WEBサーバー」です。
2-1. サーバープログラムもいろいろある
ちなみに、ここでいう「サーバー」は、「サーバー・コンピュータ」ではなくて、「サーバー・プログラム」です。つまり、UNIX系OSにLiteSpeedをインストールして利用していることになります。
ほかにも代表的なサーバープログラムといえば。
デファクト・スタンダードのApacheに対して、LiteSpeedは最近シェアを伸ばしているサーバーです。
2-2. LiteSpeed Technologiesからダウンロードできる
LiteSpeed Technologies社がLiteSpeedプログラムを提供しています。
ダウンロードもできます。
3. LiteSpeedサーバーの特徴
LiteSpeedサーバーには、特徴が2つあります。
サーバーの用途はいろいろありますが、ウェブページやブログに特化することで、軽量化・高速化をしているわけですね。
デメリットとしては動的コンテンツ(つまり動画など)の配信では逆に遅くなります。
いろいろなレンタルサーバーの上位プランとして利用されています。
3-1. 高速化の手法の違いをNginxと比べる
似たような高速化サーバーには「Nginx(エンジンエックス)」というものもあります。
同じ高速サーバーでも設計の違いで、微妙な得意分野の違いがあります。
・画面が固定化されたwebシステム内のデータ処理
第4のWEBサーバ「LiteSpeed」はNginxより高速か、centOS7に環境構築し動作検証
→ 処理が高速なNginx
・メディア表示が主となるwebページ
→ レンダリング、サーバが安定しているLitespeed
ということで、今回は「LiteSpeedサーバー」について調べてみました。お役に立てば。
いつもお読みいただき、ありがとうございます!
参考サイトは