先日、OneDriveが調子が悪かったので、何度か再インストールしました。
そこで問題になるのがカメラアップデート。スマホの中の全部の写真を延々と、OneDriveにアップロードしだすのです。
今回は、OneDriveを再インストールしたときのちょっとしたコツについて説明します。
1. カメラアップロードの基本的な仕組み
「カメラアップロード」は、スマホで撮影した写真をOneDriveというクラウド・ストレージに自動でバックアップする機能です。
スマホ内の写真がなくなってしまっても、OneDriveに残っているので戻すことができます。
また、パソコンなど同期している別の機械にデータを移すのにも便利です。
OneDriveのファイルは、設定しているデバイスで常に同じ状態になるように、コピーされます。これを「同期(Synchronize)」といいます。
「カメラアップロード」を有効にしていると、OneDriveアプリはスマートフォンの保存されている画像(や動画)を監視します。
新しい画像が見つかると、自動的に OneDriveの「画像」ー「カメラロール」フォルダにアップロードします。
1-1. 何度も同じ画像ファイルをアップロードしないためのチェック
OneDriveではスマホ内の写真をアップロードするかを、アプリ内のデータベースで判断しています。
一度アップロードした画像ファイルは記憶されるので、通常は新しく撮影した写真だけがアップロードの対象になるわけです。
ところが、OneDriveアプリをアンインストールしたり、アプリのストレージをクリアしてしまうと、アップロード済のファイルデータがなくなってしまいます。
それで、スマホの画像ファイルを全てスキャンし直してしまうのです。
ファイルの作成日時などで管理しているわけではないんですね。
2. OneDriveをインストールした時に起こる悲劇
さて、スマートフォンを購入したてで、中の画像ファイルがほとんどない、というときは問題ないのですが、ある程度スマホを使ってからOneDriveのカメラアップロードを利用開始すると、問題が起こります。
それまでの全ての画像ファイルをアップロードするからです。
新しく撮った写真だけを自動バックアップするつもりが、古い写真まで全部アップロードされてしまいます。
おそらく、OneDriveの無料ストレージ容量(5GB)を超えてしまうので、すぐにOneDriveは満タンになります。アップロード途中のファイルがリストに残ったままになってしまうので、アップロードはなかなか終わりません。
とにかくアップロードされた不要な画像ファイルを、ひたすら消して空き容量を作れば、少しずつアップロードが進むということになります。
困った……
2-1. アップロード途中のファイルは取り消せない
将来的には対応されるかもしれませんが、執筆時点(2020年9月27日)ではOneDriveアプリにアップロード中のファイルを取り消す操作はありません。
もちろん、カメラアップロード自体をオフにすることはできますが、それでは今後の写真もバックアップはできないままです。
3. 古い写真用のフォルダを除外する
もう少しましな解決方法もあります。それは、先に古い写真を一つのフォルダに移動しておくことです。
OneDriveのカメラアップロードでは、監視するフォルダと除外するフォルダを選択できます。
「追加のフォルダー」の選択画面は、設定から表示することができます。
3-1. 写真ファイルをフォルダにまとめておく
そこで、バックアップの必要のない写真を一つのフォルダにまとめておいて、監視対象から外しておけばよいわけです。
この作業は、カメラアップロードを開始する前にしておく必要があります。
写真を管理するアプリ(ギャラリーやアルバム・フォトなどの名前)は機種によって違いますね。
お役に立てば嬉しいです。
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