「グーグル・サーチ・コンソール」の通知に「AMP HTML タグの属性で指定されたレイアウトが無効です。」というエラーが表示されました。
今回は、動画ファイルをアップロードするときの注意点を書きました。
1. 表示されたエラーメッセージを読むと
通知メッセージによると、AMP(スマホ用に高速表示されるページ)のタグに問題があるようです。
Search Console により、貴サイトに影響する「AMP」関連の問題が 1 件検出されました。
主なエラー
エラーにより、貴サイトのページまたは機能が検索結果に表示されなくなる可能性があります。貴サイトでは、以下のエラーが検出されました。
AMP HTML タグの属性で指定されたレイアウトが無効です。
上記の問題をできる限り解決されることをおすすめいたします。こうした問題を解消することで、サイトのエクスペリエンスや Google 検索結果での表示を最適化できます。
![表示されたエラーメッセージを読むと](https://chiilabo.com/wp-content/uploads/2020/09/ScreenShot-2020-09-03-15.06.10-171x300.png)
「AMPの問題を解決する」をクリックしてみると、詳しいエラー箇所がわかります。
![表示されたエラーメッセージを読むと](https://chiilabo.com/wp-content/uploads/2020/09/ScreenShot-2020-09-03-15.06.35-1024x567.png)
![表示されたエラーメッセージを読むと](https://chiilabo.com/wp-content/uploads/2020/04/%E3%81%BF%E3%81%AA%E3%81%BF-web%E7%94%A8%E3%82%A2%E3%82%A4%E3%82%B3%E3%83%B3%E3%81%AE%E5%8F%B3%E5%90%91%E3%81%8D.jpg)
なぜか、選択範囲が広すぎますが、どうも<video>のタグに以上があるようです。
該当記事の編集ページで、動画を挿入したブロックをHTML表示にしてみます。
![表示されたエラーメッセージを読むと](https://chiilabo.com/wp-content/uploads/2020/09/ScreenShot-2020-09-03-15.27.03-1024x556.png)
こちらがそのコードです。
<figure class="wp-block-video"><video controls src="https://chiilabo.com/wp-content/uploads/2020/08/1ac2d67769424bcb57768dd2004df0b4.mp4"></video></figure>
調べてみると、どうも幅、高さの指定がないのがよくないようです。
そこで、以下のように修正しました。
<figure class="wp-block-video"><video controls="" width="660" height="660" src="https://chiilabo.com/wp-content/uploads/2020/08/1ac2d67769424bcb57768dd2004df0b4.mp4"></video></figure>
「video controls」の後に、「width=”660″ height=”660″」と要素のサイズ指定を明示しました。
以下の状態で、「修正を検証」し、「検証:開始」状態になりました。
![表示されたエラーメッセージを読むと](https://chiilabo.com/wp-content/uploads/2020/09/ScreenShot-2020-09-03-15.18.23-1024x427.png)
数日のうちに結果がわかると思います。
2. 追記(2020-09-05):無事に修正されました
Google Search Consoleの通知で、無事に修正が確認できました。
![追記(2020-09-05):無事に修正されました](https://chiilabo.com/wp-content/uploads/2020/09/ScreenShot-2020-09-05-13.23.03-1024x564.png)
![追記(2020-09-05):無事に修正されました](https://chiilabo.com/wp-content/uploads/2020/04/%E3%81%BF%E3%81%AA%E3%81%BF-web%E7%94%A8%E3%82%A2%E3%82%A4%E3%82%B3%E3%83%B3%E3%81%AE%E5%8F%B3%E5%90%91%E3%81%8D.jpg)
1日で結果が出ていますね!
3. AMP版のHTML
![ちいラボ](https://chiilabo.com/wp-content/uploads/2019/09/2019-09-%E3%83%AD%E3%82%B4%EF%BC%88%E4%BB%AE%EF%BC%89w.png)
AMPって何?
「AMP」というのは、過度な装飾を省いてあるページで、いわばスマホ用の簡易版のことです。
![AMP版のHTML](https://chiilabo.com/wp-content/uploads/2020/04/%E3%81%BF%E3%81%AA%E3%81%BF-web%E7%94%A8%E3%82%A2%E3%82%A4%E3%82%B3%E3%83%B3%E3%81%AE%E5%8F%B3%E5%90%91%E3%81%8D.jpg)
AMP(アンプ)は「Accelerated Mobile Pages」、つまり「高速モバイル用ページ」という意味です。
もともと、スマホ版というとレイアウトや大きさを変更したページのことでしたが、AMPはさらにデータを軽量化して、モバイル通信でも高速で表示されるように工夫したページです。
ウェブサイトの方でAMPページを生成する設定にしておくと、ページURLの最後に「?amp=1」をつけて簡易版を表示させることができます。
- (通常版のURL)https://chiilabo.com/2020-07/line-firework-message-movie/
- (AMP版のURL)https://chiilabo.com/2020-07/line-firework-message-movie/?amp=1
スマホのユーザーが、Googleなどの検索エンジンで検索すると、検索結果のページにAMPページがあれば、そちらに誘導します。
そうすることで、スマホのユーザーがストレスなく、スムーズにページを閲覧することができるのです。
4. AMP版ではHTMLコードが変わっている
ちなみに、エラーメッセージで表示されたHTMLと、ブログ上で編集したHTMLには違いがあります。
![AMP版ではHTMLコードが変わっている](https://chiilabo.com/wp-content/uploads/2020/09/ScreenShot-2020-09-03-16.13.12-1024x574.png)
ブログシステムは、もとの記事のHTMLコードを改変して、AMP版を生成しているのがわかります。エラー表示されたコードが、そのままもとの記事あるわけではないので、エラー箇所を探すのには注意が必要ですね。